ディンクスに最適な住宅ローンはこれだ!! 【DINKs】

ディンクスが選ぶべき住宅ローン!!

ディンクスのローン

ゆとりがあるように見えても 大きなリスクが潜んでいる前項と同じ20代でも、夫婦世帯で二人とも働いている、いわゆるディンクスの場合には、住宅ローン返済にも格段の余裕があるはずです。それだけに、とにかく早く返済を終えるように返済期間を短くするのが得策です。

 

物件選びは、シングルと違って、コンパクトタイプのマンションではなく、ファミリータイプを選択しましょう。いまは子どもがいなくても、いずれできるかもしれませんし、友人などを呼ぶケースも多いでしょうから、最低でも2LDK、できれば3LDKにしたいところです。そのため、借入額は多少多くなるかもしれませんが、それは二人でがんばって働いて、早く返済を終えるようにしましょう。20年程度で返済を終えるのが安心です。 ローン破綻や自己破産が 増える可能性が高まっているただ、ディンクスは、収入が二人分ある一方で、どちらかの収入がなくなるリスクが、シングルに比べると2倍あるという点への注が必要です。失業や病気のほか、予定外の出産なんて事態もあり得ます。育児休業制度があるにしても、収入は減って、逆に出費が増えるのですから、厳しさは一段と増します。そうした将来的なリスクが懸念される人は、あまり返済期間を短くしすぎないほうがいいかもしれません。

 

例えば3200万円のローンを20年返済で組んだ場合、二人分の収入があれば、返済負担率は23%ですが、50%を超えてしまいます。これは、かなり危険です。安全を考えて、35年返済にしておけば、万一の際にも返済負担率は26・5%に抑えることができます。これなら、家計を切り詰めれば、何とかやっていける範囲でしょう。また、夫婦別々にローンを組んで、どちらか一方の返済期間を短くするなどの形でリスクを小さくするといった方法も考えられます。自分たちの将来設計などに合わせて、さまざまな資金計画を検討してみるとよいでしょう。

 

 

ディンクスが住宅ローンを選ぶ際の3つの注意点

1. ライフプランの変化に柔軟に対応できる住宅ローン選び

ディンクスは、子供を産む予定がない、あるいは、出産を遅らせるなど、ライフプランが比較的自由なことが多いです。しかし、将来のキャリアアップに伴う転勤の可能性や、どちらかの収入が減る可能性など、様々なライフプランの変化が考えられます。住宅ローンを選ぶ際には、こうした変化に柔軟に対応できるような仕組みを備えたものを選ぶことが重要です。

 

例えば、変動金利型の住宅ローンは、金利が市場の状況に応じて変動するため、将来金利が下がれば返済額が減る可能性があります。ただし、金利が上昇した場合には返済額が増えてしまうリスクも伴います。一方、固定金利型の住宅ローンは、金利が固定されるため、将来の金利上昇の心配がありません。ただし、変動金利型に比べて金利が高くなる傾向があります。

 

また、繰り上げ返済がしやすい仕組みも重要です。繰り上げ返済をすることで、返済期間を短縮したり、利息の負担を減らすことができます。将来、収入が増えたり、一括でまとまったお金が入ったりした場合に、繰り上げ返済ができるように、事前に条件を確認しておきましょう。さらに、団体信用生命保険の内容も確認しておきましょう。団体信用生命保険は、万が一、借主が死亡したり高度障害状態になった場合に、残りのローン残高が免除される保険です。共働き世帯の場合、どちらかが働けなくなった場合に備えて、団体信用生命保険に加入しておくことをおすすめします。

 

2. 収入の変動リスクを考慮した返済計画

ディンクスは共働きであることが多く、収入が安定しているように見えます。しかし、どちらかが転職したり、病気やケガで働けなくなったりするなど、収入が変動する可能性は十分にあります。住宅ローンを選ぶ際には、収入が変動した場合でも返済できるような計画を立てることが大切です。

 

返済比率は、収入に対する返済額の割合を示すもので、一般的に25%~35%が目安とされています。ただし、これはあくまでも目安であり、個人の収入や資産状況によって異なります。将来、収入が減る可能性がある場合は、返済比率を低めに設定することをおすすめします。

 

また、ボーナス返済や臨時収入を返済に充てることも検討しましょう。ボーナス返済は、毎月の返済額を減らすことができるため、返済の負担を軽減することができます。臨時収入がある場合は、繰り上げ返済に充てることで、返済期間を短縮することができます。さらに、収入保障保険への加入も検討しましょう。収入保障保険は、病気やケガなどで働けなくなった場合に、収入の一部を補償してくれる保険です。住宅ローンの返済に充てることで、返済の負担を軽減することができます。

 

3. 将来のライフプランを見据えた物件選びと資金計画

ディンクスは、将来のライフプランが変化しやすいという特徴があります。そのため、住宅を選ぶ際には、将来のライフプランを見据えて、柔軟に対応できるような物件を選ぶことが重要です。

 

例えば、駅からの距離や周辺の環境は、将来のライフプランに大きく影響を与える可能性があります。子育てをする場合は、学校や公園が近い場所を選ぶことが重要です。また、将来、両親と同居する可能性がある場合は、広めの間取りの物件を選ぶことも検討しましょう。

 

さらに、物件価格だけでなく、維持費についても考慮する必要があります。固定資産税や修繕費など、住宅にかかる費用は、住宅価格の他に、物件の築年数や構造によっても異なります。また、資金計画も慎重に行う必要があります。住宅購入には、住宅ローンの他に、仲介手数料や登記費用など、様々な費用がかかります。これらの費用をしっかりと把握し、無理のない資金計画を立てることが大切です。

まとめ

ディンクスが住宅ローンを選ぶ際には、ライフプランの変化に柔軟に対応できること、収入の変動リスクを考慮すること、将来のライフプランを見据えた物件選びと資金計画をすることが重要です。これらの点をしっかりと考慮し、自分たちに合った住宅ローンを選びましょう。

※バカでもわかる『住宅ローン』!!

 

自分たちの将来設計に合わせた 返済期間の選択が大切

返済期間は35年以内なら1年単位で指定できるのです。返済期間と毎月返済額、総返済額の関係を、もう一度整理してみると、下記のようになります。ただし、ここでは、わかりやすくするために切りのいい返済期間しか提示していませんが、35年とか20年とかの返済期間しか選択できないわけではありません。金融機関や商品によって利用できる返済期間は異なりますが、その範囲内であれば、自由に自分たちで決めることができます。ほとんどの民間機関では1年から35年の間で、1年単位で指定できます。一部の地方銀行などでは、最長50年返済が可能なところもあります。住宅金融支援機構と民間の提携ローン「フラット35」は、15年から35年ですが、やはり1年単位で指定できます。また、長期優良住宅認定住宅については、フラット50があり、この場合の最長返済期間は50年になります。

 

返済期間を短くすれば、その分、毎月返済額は増えますが、完済までの総返済額を圧縮できます。できるだけ返済期間が短いほうが有利なわけですが、無理のない範囲で1年でも2年でも短くするのが得策です。30年返済だと多少ゆとりがある、でも25年ではちょっと厳しいといった場合には26年でも27年でもいいのです。返済期間別に何度もシミュレーションして、最適な返済期間を発見するようにしてください。住宅金融支援機構をはじめ、ほとんどの民間金融機関のホームページでは、住宅ローンのシミュレーターが組み込まれていますから、夫婦や家族でゲーム感覚で楽しん でみてはいかがでしょうか。とりあえず35年でスタートしましょう。

 

繰上げ返済などで短縮するべきです。そうはいっても、はじめての住宅ローンだから、どうすればいいのか自信がないそんな人は、とりあえず35年返済でスタートしてもいいでしょう。ただ、その際に忘れないでほしいのが、購入後もシッカリと家計管理を行なって、余裕ができたら繰上げ返済や返済額増額によって、残りの返済期間を短<していくということです。何度かそれを繰り返していけば、結果的には当初から返済期間を短くした場合と、そんなに差のない総返済額で完済を迎えることができるはずです。返済にゆとりがあるからと安心せず、常に先を見据えて、少しでもトクする方法を考えるのが、住宅口-ン返済では欠かせない視点といえるでしょう。


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