
2017.4.10/ミサワホーム公式プレスリリースより
https://www.misawa.co.jp/corporate/news_release/2017/0410/index.html
○ 100年先の暮らしを見据え、ミサワホームの英知を結集した創立50周年記念商品
○ 新構法「センチュリーモノコック」を開発・採用し業界最高水準の建物性能を実現
○ 大開口設計としながらもZEH基準を大幅に上回る断熱性能を達成可能
○ 重厚な外観、素材感と機能性を考慮したインテリアデザインを採用
○ ヒートショック対策や室内空気質の改善に取り組み、住まい手の健康に配慮した住宅
ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、木質系工業化住宅の最上位ブランド「CENTURY(センチュリー)」において、新構法「センチュリーモノコック」を採用することで、大開口設計としながらもZEH断熱基準を大幅に上回る断熱性能を実現する「CENTURY Primore(センチュリー プリモア)」を開発、創立50周年記念商品として4月22日(土)に全国(北海道・沖縄県を除く)で発売します。
ミサワホームの木質系工業化住宅に使われる「木質パネル接着工法」は、南極昭和基地の建物にも採用される高い断熱性・気密性・耐風性や、創業以来地震による倒壊ゼロ※1の実績に裏付けられた耐震性の高さなどが特長です。同工法では通常90mm厚の木質パネルを使用しますが、今回、南極昭和基地の居住棟にも用いられている120mm厚の壁パネルを採用し、さらに高耐力仕様を追加することで住まいの基本性能を向上させた新構法「センチュリーモノコック」を開発。今回の新商品「CENTURY Primore」に採用しました。
「CENTURY Primore」では、「快適」「安全」「健康」をテーマにそれぞれで高いレベルの暮らしを提案します。
商 品 名 | CENTURY Primore(センチュリー プリモア) |
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構造・工法 | センチュリーモノコック・木質パネル接着工法 |
設計 | システムフリー設計 |
販売エリア | 全国(北海道・沖縄県を除く) |
発 売 日 | 2017 年 4 月 22 日(土) |
販 売目 標 | CENTURY ブランド全体で 1,000 棟(2019 年度目標) |
以上ここまで、ミサワホーム公式プレスリリースより転載
ミサワホームが4月10日に「センチュリープリモア」を発表しました。「センチュリープリモア」はミサワホームの基幹商品である「センチュリー」シリーズの最上位モデルとなります。またそれに留まらず、ミサホームの住宅の中で最も高級で高額な住宅となっています。いわゆるフラッグシップ商品です。「センチュリープリモア」の最大の特徴は耐震性と断熱性の向上、そして設計の自由度の改善です。価格も最上位モデルに相応しく坪単価110万円~となっています。
●坪単価110万円~の最上位モデル
●パネル厚を90mmから120mmに増厚
●耐震性、断熱性、設計自由度が向上
「センチュリープリモア」の最大の特徴は構法の変更です。新構法「センチュリーモノコック」が採用されています。ミサワホームは大手ハウスメーカーでは唯一【木質パネル接着工法】を採用しています。そのパネルの厚み今回新採用の「センチュリーモノコック」構法では、90mmから120mmと増厚しました。その結果、強度と耐震性が格段に増強されました。標準的な「センチュリー」シリーズよりも約30%も耐震性が向上しています。
ミサワホームの木造住宅は独自の「木質パネル接着工法」を採用しています。まずは工場にて住宅の部材をパネル状に製造します。そのパネル同士を特殊な高分子接着剤で面接合します。さらにスクリュー釘や専用接合金物などを使い、より強固につなぎ合わせます。壁や床、天井をひとつの大きなパネル状として組み立てられ、床、壁、天井からなる6面体の面構造を構成します。これが「モノコック構造」と呼ばれています。高い断熱性・気密性・耐風性が大きな特徴で、さらに創業以来地震による倒壊被害がゼロという優れた耐震性を誇ります。この「木質パネル接着工法」は、90㎜厚の壁パネルが使用されていますが、今回発表の「センチュリープレモア」では、120mm厚の壁パネルに変更され、より高耐力性を高めた新構法「センチュリーモノコック」を採用しています。
また、これらの構造強化と梁にLVL材などを使うことで、躯体の強化とスリム化を実現しています。耐震性が大幅に向上しながらも設計の自由度が増しています。3mの天井やハイサッシ、約5.4m幅の大開口も実現可能になりました。耐震等級最高の「3」を確保しながら、約5.4m幅の大開口や、約3mの天井・サッシといった明るく開放的な間取りが可能になりました。ミサワホームの【木質パネル接着工法】といえば、断熱性や耐震性は優れているが、設計の自由度、特に開口部の自由度は低いというのが一昔のイメージでしたが、この「センチュリープリモア」では、それらの難点も大きく改善されたようです。創業以来地震による倒壊被害がゼロという優れた耐震性の【木質パネル接着構法」が、さらに進化したということになります。
「センチュリープリモア」は【木質パネル接着工法】持ち前の断熱性もさらに進化しています。新採用の「センチュリーモノコック」構造と、玄関土間断熱「サーモ DOMA フロア」や、ミサワホーム独自の高断熱サッシ「AZ サッシ」の3つを組み合わせれば、断熱効率UA値が0.50を以下にすることが可能です。ZEH基準の断熱効率UA値0.60を大幅に上回る数値です。さらに多少の変更を加えれば、一番ZEH断熱基準が厳しい北海道地域(1、2地域)のUA値0.40もクリアしてしまいます。多くのハウスメーカーがZEHに関して、この断熱効率UA値クリアに苦労する中、【木質パネル接着工法】特有の高断熱性があるとは言え、「センチュリープリモア」の断熱性能は飛び抜けています。「センチュリープリモア」ならば、3mの天井やハイサッシ、約5.4mの大開口といった明るく開放的な間取りで、かつ効率的なZEH住宅の実現が可能です。
「センチュリーモノコック」は、通常よりも約30%アップの厚さ120mm の壁パネルを使用し、木質パネル同士の接合部を大幅に強化した、超高耐力仕様になっています。耐震性能は従来の約1.3倍も向上しています。さらに高耐力の LVL 材の梁を組み合わせることで、躯体の強度アップとスリム化を実現しました。その結果、最高等級である耐震等級3を確保しながら、約5.4m幅の大開口や、約3mの天井といった開放的な間取りの実現も可能となりました。ミサワホームの「木質パネル接着工法」は、間取りの自由度の低さや開口部の制限など、設計自由度が狭いと言われがちですが、この新構法「センチュリーモノコック」を採用した「センチュリープリモア」は、大きな窓や大空間を実現しながらも、高気密高断熱を実現できます。
新開発の「センチュリーモノコック」と、玄関土間断熱「サーモ DOMA フロア」や、高断熱サッシ「AZ サッシ」を組合わ大幅に断熱性能を向上させています。これらの相乗効果でUA値を 0.50 以下とすることができ、 ZEH 断熱基準であるUA値0.60を大きく上回ります。さらにZEHプランを工夫すること で、最も基準が厳しい北海道地域(1、2 地域)の ZEH 断熱基準であるUA値0.40 もクリア可能となっています。これは圧倒的な断熱性能で、他のハウスメーカーを大きく引き離しています。この「センチュリーモノコック」の基本である「木質接着パネル工法」は、最低気温マイナス45℃、最大瞬間風速 60m/s の苛酷な気象条件下にある南極昭和基地でも採用されています。
今回発表された「センチュリープリモア」はもちろんですが、ZEH対応能力が非常に優れています。太陽光発電システムと軽微な対策を行えば、すぐにZEH基準をクリアすることが可能です。ミサワホームでは、より積極的にZEHの普及を推進しています。今回の発表でも「ZEH普及目標」を高める意向を発表しました。しかし、現状ではミサワホームのZEH割合は20%未満と低迷しています。積水ハウスやセキスイハイムなどと比べると、大幅に遅れを取っていると言って良いでしょう。「ゼロ・エネルギーハウス」を世界で最初に作ったハウスメーカーとしては、もどかしい思いなのではないでしょうか。
この新発表された『センチュリープリモア』の価格は、モデルプランで延床面積234㎡の2階建てで、7,862万円となっています。坪単価にすると約110万円となります。ミサワホームの平均坪単価は約75万円なので、かなり高価な商品ラインとなります。これまでミサワホームは、あまりこのような高級志向の高価格帯住宅は手がけていなかったので、市場の反応が非常に気になるところです。ミサワホームでは2019年にはなりますが、目標年間販売棟数を1,000棟としています。個人的には非常に高いハードルのように感じます。
今回の「センチュリープリモア」は高級ラインの高価格帯商品です。いわゆる一般ユーザーが相手ではなく、高額所得者や富裕層に向けたハイグレード商品なのです。「センチュリープリモア」の参考価格は8,000万円弱となっていますが、少し凝ったことをすればすぐに一億円の大台に乗ってしまいます。このような億クラスの住宅の扱いは、これまでは一部の限られたハウスメーカーだけが行ってきましたが、最近では多くの大手ハウスメーカーが積極的にシェア開拓に乗り出しています。
業界最大手の積水ハウスも昨年に木造の「シャーウッド・グラヴィスステージ」、今年に入り鉄骨の「イズ・ステージ」「イズ・ロイエ」を大幅に改良して、高額所得者や富裕層に向けたハイグレード商品にバージョンアップしてきました。また、パナホームもつい先ごろ、高級鉄骨住宅「カサートプレミアム」を発表しました。こちらも高価格で坪単価が110万円前後になるようです。さらに首都圏限定ですが、木造のフルオーダー商品「アーティム」も昨年既に投入しています。こちらは坪単価が130万円を超えるプレミアムな価格設定になっています。業界2位のダイワハウスも4月初旬に木造の最高級フルオーダーライン「プレミアムグランウッド」を投入してきました。スタディーハウスの試算ですが、坪単価はなんと190万円を超えています。また、従来から好評のハイラインの鉄骨住宅「ジーヴォΣ」も、高額所得者や富裕層からの受注が好調のようです。
このように各大手ハウスメーカーが、高価格帯の付加価値が非常に高い邸宅商品を、積極的に展開しています。この流れにミサワホームも追随したようですが、果たして「センチュリープリモア」はこのジャンルで成功するのでしょうか。また、大手ハウスメーカーの高価格路線の拡大は正解なのでしょうか。
「Primore」とは「prime(最良の、極上の)」と「more(より、もっと)」をかけ合わせて作った造語です。
「センチュリープリモア」の価格は、最上位モデルにふさわしい坪単価約110万円~になっています。ミサワホームの参考プランでは、2階建て延床面積234㎡で総額が7,862万円と発表されています。非常に高価な価格設定で、一般ユーザーに向けた商品ではなく、富裕層や高額所得者層をターゲットとした商品になっています。平成27年度のミサワホームの平均坪単価は約75万円なので、40%以上も高額なまさにプレミアムな住宅です。
センチュリープリモアの資料請求をするときは、ミサワホーム公式ホームページからしないことをお勧めします。ミサワホーム公式ホームページへの資料請求は、非常に効率が悪くなっています。賢く『センチュリープリモア』の資料請求をしたいのならば、こちらの『HOME’S』資料請求を利用してください!!ミサワホームの公式ホームページへの資料請求では、ミサワホームの資料しか送られてきません。しかし『HOME’S』資料請求なら、ミサワホーム以外のハウスメーカーの資料も一緒に清涼請求ができます。そうすることでミサワホーム『センチュリープリモア』の魅力がわかるはずです。比較することでミサワホームのこだわりの家づくりが理解できるのです。
画像はミサワホーム・ダイワハウス・パナホーム 各公式・関連HPより引用しました。
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