
ミサワホームは、1962年に創業した大手ハウスメーカーです。主に木質パネル接着工法という独自の技術を中心とした、プレハブ住宅を中心に年間約1万棟を販売しています。創業以来プレハブ住宅はもちろんのこと、日本の住まいづくりをリードしてきたトップ企業ともいえます。太陽光発電システムの導入はもちろん、「住機能高度化推進プロジェクト」など、現在の長期優良住宅に通じる良質な住宅づくりに、早くから取り組んできました。
ミサワホームHPより
ミサワホームの家は、地震に強いことで知られています。高分子接着剤を使用した木室パネル接着工法により、建物の強度が向上し、地震の揺れに耐えられる構造を実現しています。また、高減衰ゴムを活用した耐震性能も高く、地震の影響を最大50%軽減します。
ミサワホームは、基礎の強化にも力を入れています。地盤の強度や家の形状に合わせて、一邸一邸の基礎をカスタマイズし、耐久性を向上させています。また、備蓄力を高めるための施策も積極的に行い、防水シートや飲料水供給など、災害時の対策を考慮しています。
ミサワホームは、間取りの提案力にも定評があります。シンプルで居心地の良い間取りを提供し、さまざまなニーズに応えます。また、特に注目すべきは、スキップフロアやクラユニットなどの斬新なアイデアを取り入れた間取り提案です。
ミサワホームは、33年連続でグッドデザイン賞を受賞するなど、デザインに非常にこだわっています。そのデザインの基本原則は「Simple is Best(シンプルイズベスト)」です。この原則に基づき、ミサワホームはシンプルで洗練されたデザインを提案しています。特に、リビングやダイニング、収納など、生活の中で重要な部分において一体感を持たせたデザインが得意です。また、内装ドアには特殊なドアが採用され、使いやすさとデザイン性を両立させています。これらのデザイン要素は、住宅全体に統一感をもたらし、モダンで魅力的な空間を提供します。
デザインの中でも、屋根のカバーに注目したいです。通常、屋根の端には雨どいが取り付けられますが、デザイン性が損なわれることがあります。しかし、ミサワホームでは、デザインを重視しながらもカバーが設けられ、一体感を生み出しています。このようなデザインの細部へのこだわりが、ミサワホームの魅力の一つです。
蔵とは簡単に言えば、家の中に屋根裏収納のスペースを持ってきたもので、高さ1.4m以下の収納スペースを指します。これにより、リビングの天井を高くし、スッキリとした空間を実現できます。また、階段の長さが短いため、安全性も向上します。蔵のような収納スペースは他のハウスメーカーでも提案されることはありますが、柱の出現や余分な費用が発生することがあるため、提案される頻度は低い傾向があります。
ミサワホームの最初のメリットは、そのデザイン性と蔵(くら)にあります。実際、このハウスメーカーは31年連続でグッドデザイン賞を受賞しており、そのデザイン力はトップクラスです。グッドデザイン賞は、日本デザイン振興会が主催する、優れたデザインに贈られる賞で、日本で唯一のデザイン評価推奨の仕組みです。そのため、企業は自社の商品の宣伝のために積極的にグッドデザイン賞を受賞しようとします。3さあホームは、そのデザイン力を証明し続けており、31年間もの間、この賞を受賞しています。
ミサワホームのメリットの2つ目は、商品ラインアップの豊富さです。このハウスメーカーは、商品のカテゴリーを明確に分けており、分かりやすい特徴があります。具体的には、「スマートスタイル」、「ジーニアス」、「センチュリー」といったカテゴリーに分かれており、それぞれのカテゴリーには異なる特長があります。この分かりやすさは、他のハウスメーカーにはあまり見られない特徴です。
ミサワホームの3つ目のメリットは、保証制度の充実です。このハウスメーカーは、構造体については35年、防水については30年、シロアリについては10年というトップクラスの保証を提供しています。しかし、建物によっては10年目に耐久診断で足場が必要になる場合があり、その費用は約30万円前後かかります。保証制度には条件があり、外装材や屋根材、トップライトの状況によって足場の仮設が必要になることがあるため、詳細な内容を確認することが重要です。
3さあホームのデメリットの一つは、地域や担当による提案の金額の差が大きいことです。蔵を持つ家の間取りは複雑で、初見では理解が難しいことがあります。地域によっては蔵の必要性が低い場合もあるため、提案される際の金額が大きく異なることがあります。そのため、提案を受ける際には注意が必要です。
現在、3さあホームは「プライムライフテクノロジーズ」という会社に吸収されており、住宅業界は合併や吸収が進む傾向にあります。このため、今後、3さあホームのブランドがどのように変わるかは不透明です。ブランドの存続について、不安を感じる方もいるでしょう。
ミサワホームの最大の特徴は、「グッドデザイン賞」を33年連続受賞、累計170点も受賞しています。(2023年時点で)1996年には「GENIUS 蔵のある家」が、住宅業界で初めて最高賞の「グッドデザイングランプリ」を受賞しました。そのことから「デザインのミサワ」とも呼ばれています。グッドデザイン賞を受賞するためには、当然デザインだけではなく住宅の質も重視されますので、最低限の質は担保できる住宅だということが言えるでしょう。「ただ美しいだけでなく、住む人のライフスタイルに呼応する生きたデザイン」と言うだけあってさすがです。
ミサワホームのもうひとつの特徴は、代理店制度を採用していることです。本体のミサワホームは商品開発、部材供給、宣伝広告をするだけ、設計、施工、営業などは全てその地方の特約代理店が行います。2004年に営業不振から産業再生機構の管理下におかれ、効率的な代理店の統廃合が行われ、存続代理店はかなり絞られました。代理店が淘汰されたことで代理店による設計力や施工力のバラツキが少なくなりました。そのかいもあってか最近では、技術開発に定評があり、制振装置や太陽光パネルを備え付けて付加価値を付けた高機能住宅が好評で、首都圏を中心に売り上げを伸ばしています。2014年以降は、当時のスポンサー企業(後の親会社)だったトヨタ自動車によって、各地の代理店がミサワホーム本体に吸収合併されていきました。
商品ラインナップは木質系住宅と鉄骨ユニット住宅の2種となっています。ミサワホームと言えば、やはり「蔵のある家」が有名です。蔵のある家とは一階と二階の間に大型収納空間「蔵」を設けることで、収納空間を大幅にアップしたミサワホームの主力人気商品です。1994年に発売された「蔵のある家」はミサワホームの専売特許で、ミサワホームを支える主力商品となりましたが、2006年に特許が切れて以降は急激に販売棟数が減りました。その後ミサワホームは規格住宅に力をいれ成功しました。技術面での特性は、外力を分散する「木質パネル接着工法」です。さまざまな外力が構造の一点に集中せず、建物の「面」全体に分散してバランスよく受け止めることで高い強度を実現する工法です。最近ではツーバイフォー工法と多様性をもった建築技術を駆使することにより、様々に変化する顧客のニーズに呼応しています。
会社名 | ミサワホーム株式会社 |
設立日 | 2003年8月1日 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル16階 |
事業内容 |
注文住宅事業、分譲住宅事業、賃貸住宅事業、リフォーム事業、 |
売上高 | 3947億円 |
年間着工数 | 8,650戸 |
総販売戸数 | 10740戸 |
坪単価 | 50~85万円 (二階建て住宅) |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://www.misawa.co.jp/ |
主な関連会社 |
ミサワホームディーラー(住宅販売)、ミサワホームイング、 |
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■主な商品ラインナップ
種別 | 構造・工法 | 主な商品 |
---|---|---|
木質系住宅 |
木質パネル接着工法 |
「センチュリー」シリーズ |
軽量鉄骨住宅 |
ボックスラーメン構造 |
「ハイブリッド」シリーズ |
耐震木造住宅 | 木造軸組構造 + 木質パネル接着工法 | 「エムジェイウッド」シリーズ |
【木造住宅】
ミサワホームは木造住宅に採用している「木質パネル接着工法」が大きな特徴となっています。木質パネル工法はプレハブ工法で、家を主に構成するパネル材は規格化された工場で大量生産するため、高い品質が特徴です。また接着工法なので、接合部は釘の代わりに接着剤を使い生産します。パネルが規格化されていて設計の自由度が低いことが難点と言われています。
【鉄骨住宅】
ミサワホームの軽量鉄骨住宅「ハイブリッド」シリーズは「鉄骨ラーメン構造」です。積水ハウスやダイワハウス、パナホームの2階建て鉄骨住宅が、ブレース(筋交い)で耐震性を確保している【鉄骨軸組構造】なのに対して、ミサワホームの「ハイブリッド」シリーズは、各部屋をひとつのユニットとして構成して、柱と梁との接合部を特殊工法でさらに強固に接合したボックをつなぎ合わせ更に高い耐震性を実現している【ユニット・ボックスラーメン構造】です。セキスイハイムトヨタホームなどが同じ構造を採用しています。
「センチュリー プリモア」 (2階建て) |
木質パネル接着工法 |
110~120万円 |
「センチュリー」シリーズ (2階建て) | 木質パネル接着工法 | 65~85万円 |
「ジニアス」シリーズ (2~3階建て) | 木質パネル接着工法 | 60~80万円 |
「インテグリティー」シリーズ (2階建て) | 木質パネル接着工法 | 50~70万円 |
「MJ Wood」シリーズ (平屋~3階建て) | 木造軸組構造 + 木質パネル接着工法 | 50~65万円 |
「スマートスタイル」 (平屋~2階建て)(規格住宅) | 木質パネル接着工法 | 55~65万円 |
「ハイブリッド」シリーズ (2~3階建て) | ユニット・ボックスラーメン構造 | 65~85万円 |
「アーバンセンチュリー」 (5階建て) | 重量鉄骨ラーメン構造 | 90~120万円 |
※ここでご紹介しているミサワホームの各住宅シリーズの「実勢坪単価」は、サイト運営者が個人的に調べてまとめたものです。ミサワホームやその他関連企業が公式に発表している坪単価ではありません。あくまでも「おおよその目安」としてお考えください。注文住宅の価格・坪単価はその間取りや仕様、設備などによって大きく異なります。実際の各住宅の価格・坪単価を確認したい方は、こちらのサイトで無料にて見積もり請求ができますので是非ご利用ください。その際は、ミサワホーム以外のハウスメーカーも同一条件で見積もり請求すれば、非常に検討しやすくなります。
■地震対策
木質系住宅 | MGEO(エムジオ) | 制振 |
軽量鉄骨ユニット住宅 | MGEO-H (エムジオーH) | 制振 |
※MGEO(エムジオ)はミサワホーム株式会社の構造用制震装置で、登録商標ですが最近は中小のハウスメーカーや工務店等でも使われています。数年前まではこの制振装置「エムジオ」オプション設定で一棟あたり約50万円ほどかかっていましたが、現在(2017年)ではほとんどの住宅商品で標準仕様となっています。
ミサワホームの住宅は、優れた性能も特徴の一つです。性能は快適な生活を実現するための指標であり、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすために重要です。以下にミサワホームの性能要素を紹介します。
住宅の断熱性能は、快適な室内温度を維持する上で非常に重要です。ミサワホームでは、断熱材にこだわり、パネルの厚みによって断熱性能を調整しています。断熱性能は、外部からの気温の影響を受けにくくし、エネルギー効率を向上させます。また、パネル内に断熱材を配置することで、経年劣化による性能の低下を防ぎます。
窓は住宅の断熱性能に大きな影響を与えます。ミサワホームの窓は、オプションで3枚ガラス仕様にすることができ、高い断熱性能を提供します。また、感知システムを搭載した窓は、外部空気を暖めてから室内に供給し、室内の空気品質を保つ役割を果たします。
ミサワホームは、熱交換型換気器を標準装備しています。これにより、外部からの新鮮な空気を取り入れつつ、室内の温度を保ちます。さらに、フィルターが付いているため、室内の空気を浄化する効果も期待できます。
家の中では静かな環境は快適さに欠かせません。ミサワホームは、遮音性能にも力を入れており、遮音壁や床制震ダンパーなど、さまざまなオプションが用意されています。これにより、隣の部屋や階下からの音を効果的に吸収し、静かな環境を実現します。
ミサワホームが他のハウスメーカーと異なる特徴は、規格型住宅の商品ラインナップが充実している点です。「スマートスタイル」シリーズが規格型住宅にあたります。規格型住宅と言うと決められた中で全てが決まってしまうというイメージがあるかもしれませんが、ミサワホームの場合はそうではありません。かなり広い選択肢の中から選ぶようになっています。セミオーダーと言ったほうが良いかもしれません。ハウスメーカー他社が個別設計を中心とする営業スタイルに変わっていく中で、ミサワホームは規格型住宅に力を注いで大きなシェアを確立しています。それこそが、これまで40年近く培ってきたデザイン力や技術力、提案力などを集約した「お勧め商品」的な位置づけだからなのです。住み心地やデザイン性はもちろん、特にコストパフォーマンスが高く、顧客の満足度は非常に高いと言われています。考えても見れば、施主の要望する間取りやデザインはあくまでも素人の考えです。素人が考える間取りやデザインよりも、40年もの間に、たくさんの顧客から集積してきたデータをもとに作り上げたミサワホームの「お勧め商品」の方が、住み心地、使い勝手が良い可能性が高いとも言えるでしょう。ミサワホームの代名詞に大収納空間「蔵のある家」があります。1階や2階、あるいはその中間(1.5階)に天井高1.4mの「蔵」を設けることで、床面積に対して最大50%以上の収納スペースを確保できるというものです。これまでに5万棟以上の住宅への搭載実績があります。この「蔵」も規格型住宅「スマートスタイル」で選ぶことができます。
●「蔵のある家」
ミサワホームは間違いなく、住宅デザインや住まい方提案の分野で高い評価を得続けてきた企業です。それはほかのハウスメーカーも認めるところです。毎年、良質なデザインの製品やアイデアにたいして与えられる「グッドデザイン賞」を1990年に初めて受賞して以来、27年連続受賞(計140点)していることからもうかがえます。このようなデザイン性と住み心地の良い住まいづくりのノウハウは、医療・介護関連の建物、さらには学校、保育施設の建設などに生かされています。
デザインや住み心地などは もちろん、コストパフォーマンスにも優れる。この2つを上手く実現させています。ミサワホームが他のハウスメーカーより優れている点は規格型住宅の商品ラインナップが充実していることです。「蔵のある家」の特許期間が切れて以降、ミサワホームが社運を掛けて開発してきた分野です。ここ30年ほどでハウスメーカーの多くは邸別設計、戸別設計による住まいづくりに大きくシフトしてきましたが、ミサワホームは規格型住宅の商品力アップというスタイルを守り続けてきました。ミサワホームの規格型住宅は、必要な要素があらかじめ盛り込まれており、完成度やコストパフォーマンスが高いというメリットがあります。邸別・戸別設計では、完成までに時間や手間がかかりムダなコストも発生しやすいのですが、そうしたことが避けられるということです。簡単にいうと、邸別・戸別設計ではなくても、高スペックで高クオリティーを持ったコストパフォーマンスの高い規格住宅がミサワホームの特徴なのです。
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人生の中で最も高い買い物と言える「マイホーム」。できれば安く建てたいと思うものです。少しでも値引きしてもらえると嬉しいですよね。しかしどのように交渉すれば、値引きをしてもらえるのでしょうか?
ミサワホームは値引きをしてくれるのでしょうか?
答えは「してくれる!!」です。
金額に差はありますが、どの住宅会社も交渉次第では値引きは十分に可能なのです。では、値引き交渉の最大のポイントとは何なんでしょう?それは、「他社と競合させること」なのです。
例えば車を購入するときは、必ず他メーカーの同クラス車種を引き合いに、価格交渉をするはずです。電化製品などもしかりです。もちろん家に関しても同じことが言えます。はっきりと言いましょう。売り手側が一番イヤだと思うことは、他と比較されることなのです。すなわち、自分が希望する住宅会社のことはもちろんのこと、ほかの複数の住宅会社の情報も持ち合わせていなければ、「競合」させられないのです。ほかの住宅会社には全く興味がないと言って、情報を収集しないことは絶対にしてはいけません。1社しか知らなければ、比較のしようがありませんし、値引き交渉の材料がありません。
再度言います。
値引き交渉のポイント「競合」させるには複数の住宅会社の情報が必要なのです。
それでは、複数の住宅会社の情報を簡単に一括で収集できる方法をお教えしましょう。
それは、
「一括資料請求サイト タウンライフ家づくり」です。
簡単な入力で、ハウスメーカーや工務店の間取りプランや見積りなどが無料でもらえるのです。しかも一回の入力で複数の住宅会社から、一括で資料請求出来るのです。気になる住宅会社の資料を集めて、値引き交渉のネタにしてください。もちろん値引き交渉だけではなく、失敗のない住宅会社選びの資料ともなりますので、是非、活用してください。
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