セキスイハイム「磁器タイル」は再塗装不要のメンテナンスフリー【他社と比較】

「磁器タイル」のメンテナンス性を他社と比較してみる!

 

セキスイハイムの代表的な外壁材が「磁器タイル」です。

「パルフェ」「ドマーニ」「ハイムbj」などの鉄骨系の商品でもはちろんのこと、「グランツーユー」や「グランツーユーV」などの木造の2×6工法の住宅でも総タイル張りが可能です。タイル自体は INAX製で、優れた耐久性や耐火性などもさる事ながら、高級感や重厚感などの見ためも高い評価を受けています。

 

 

再塗装の必要なし!【ハイムの磁器タイル】

セキスイハイムの外壁材「磁器タイル」の最大の特徴は耐久性・耐候性です。再塗装の必要性や、張替えの必要性がなく維持管理費がとても安いことが大きなポイントとなっています。

 

セキスイハイム公式HPでもはっきりと【外壁の塗り替えは、ずっと不要】と謳っています。一般的な外壁材のサイディングボードなどでは表面が塗装仕上げとなっていますが、「磁器タイル」は焼き物です。表面の塗膜構造が全く違います。高級サイディングボードは焼付塗装とはいえ、それはあくまでも塗膜を重ねた塗り物です。しかし「磁器タイル」塗膜構造が分子的に焼き固められた焼き物・せとものなのです。

 

一般的なハウスメーカーの外壁材は15~20年のサイクルでの再塗装を想定していますが、セキスイハイムの外壁材「磁器タイル」は、全く持って再塗装の必要はないのです。公式HPでは26年経っても新築同様の「磁器タイル」をまとった家が紹介されています。基本的には焼き物なので、再塗装の必要性はないのではないでしょうか。

 

再塗装サイクル・耐久性に関してはタイル外壁が一番?

セキスイハイムの外壁材「磁器タイル」は、公式HPでも【外壁の塗り替えは、ずっと不要】と謳っています。基本的には塗り替えや張替えは想定していません。ですからメンテナンス費用や維持管理コストが極めて低いのです。それでは他のハウスメーカーの代表的な外壁材と比較してどうなのでしょうか?

 

 

 

【積水ハウスと比較】

積水ハウス外壁材「ダインコンクリート」の塗替えは?

積水ハウスの外壁材と言えば「ダインコンクリート」です。鉄骨住宅の「イズ」シリーズに採用される積水ハウスの外壁材のなかでも最上級グレードとなっています。材質的にはプレキャストコンクリートと呼ばれるコンクリート素材の外壁材です。この「ダインコンクリート」は積水ハウス公式HPでは【塗り替えサイクル30年】と表記されています。「ダインコンクリート」の表面には防汚塗装「タフクリア-30」がコーティングされていますが、それでも30年までとなっています。もちろんこの30年はあくまでも、積水ハウスが推奨する手厚いメンテナンスを施してのことです。口コミサイトや一般塗装店のサイトなどを見ると、やはり15~20年で再塗装をしているようです。

 

 

 

【へーベルハウスと比較】

へーベルハウスの外壁材「へーベル版」の塗装サイクルは?

へーベルハウスの外壁材は言わずと知れた「へーベル版」です。軽石のようなALCコンクリートと呼ばれる素材です。コンクリートと言うよりも、手に取るとまさしく「軽石」のようです。この「へーベル版」の表面には3層仕上げの外壁塗装「ロングライフコート」が施されています。へーベルハウス公式HPでは【対応年数30年の外壁塗装】と表記されています。これもまたへーベルハウスが推奨する手厚いアフターメンテナンスを続けて入ればの話で、実際はネットなどで調べて見ると、やはり15年くらいのサイクルで再塗装をしているようです。

 

 

 

【ダイワハウスと比較】

ダイワハウスの外壁材のメンテナンスコストの現実は?

ダイワハウスの代表的な外壁材は窯業系サイディングの「D●ウォール」シリーズです。ダイワハウスにはタイル貼りもあるのですが、採用されているのは圧倒的に「DXウォール」「DCウォール」「DSウォール」です。この「DXウォール」等は公式HPには明確なメンテナンスサイクルの記載がありません。はっきりと数字で●●年とは書いていません。この「DXウォール」等もネット上のメンテナンス・塗り替え情報を見てみると約15年周期の内容が多くなっています。

 

 

【ミサワホームと比較】

ミサワホームの外壁材「ニューセラミック」の再塗装サイクルは?

ミサワホームの外壁材はALC素材の「ニューセラミック」です。ミサワホームではヘーベルハウスのALCとは、セラミックが配合されているので大きく異なると説明してるようですが、基本的には同じだと考えたほうが良いでしょう。こちらも公式HPにはメンテナンス・再塗装サイクルの具体的な表記はありませんでした。しかしメンテナス計画というところでは7~10年で一部の再塗装を推奨しています。ですからネットにあるユーザーの再塗装の書き込みを見ると、やはり7~10年目で再塗装をしている方が多いようです。

 

 

【パナソニックホームズと比較】

「キラテック」タイルは本当にメンテナンスフリーなのか?

パナホームの有名な外壁材は磁器タイル素材の「キラテック」です。材質的にはセキスイハイムのタイル外壁材と同じですが、独自の酸化チタンを焼付処理を表面に施しています。パナホームの「キラテック」もまた、セキスイハイムの「磁器タイル」と同じように【メンテナンスフリー】【ノーメンテナンス】と謳っています。しかもパナホームはこの「キラテック」の再塗装の実例がないとまで発表しています。しかし「キラテック」が発表されてからまだ10数年しか経っていません。ですが基本的には焼き物のタイルなので、定期的な洗浄などのメンテナンスは必要でしょうが、再塗装の必要性はないでしょう。パナホームの「キラテック」、セキスイハイムの「磁器タイル」共にメンテナンス費用がほとんどかからない経済的な外壁材と言えるでしょう。

 

 パナ「キラテック」 ハイム「磁器タイル」決定的な違い!!


セキスイハイムの外壁タイル「磁器タイル」。パナソニックホームズの外壁タイル「キラテック」。共に再塗装の必要がない外壁材ですが、そのメンテナンス性において大きな決定的な違いが一つあります。パナソニックホームズの「キラテック」は言うなれば、完全メンテンテナンスフリーなのですが、セキスイハイムの「磁器タイル」はそうではないのです。2社のがタイル外壁は貼り方の違いがあり、それが目地の耐久性に差があるのです。パナソニックホームズの「キラテック」は目地もメンテナンスフリーなのですが、セキスイハイムの「磁器タイル」は目地のガスケット交換が30年とされているのです。「磁器タイル」はガスケット交換が必要ですが、「キラテック」は必要ないのです。

 

 

 

セキスイハイムの外壁材「磁器タイル」の価格・値段 

セキスイハイムにおいて、総タイルにする場合に最も多く採用されるのがラスティックタイルです。仕様変更でオプション扱いとなる場合は、一般的な大きさの40坪程度で約120万円くらいの追加費用が必要です。ワンクラスアップしてレジデンスタイルNを採用した場合は約180万円ほどだと言われています。最上級のレジデンスタイルGの場合は約200万円くらい見ておいたほうが良いでしょう。

ラスティック 40坪 ⇒ 約120万円

 

レジスタイルN 40坪 ⇒ 約180万円

 

レジスタイル 40坪 ⇒ 約200万円

 

 

「磁器タイル」外壁の最大のデメリットとは?

セキスイハイムの外壁材「磁器タイル」はメンテナンス性にとても優れた人気の外壁材です。見た目、維持管理コスト、実績、評判、どれをとっても申し分のない、多くあるハウスメーカーの外壁材のなかでもトップクラスだと言い切れるでしょう。しかしそんな「磁器タイル」にも大きなデメリットがあるのです。

 

セキスイハイムの外壁材「磁器タイル」の最大のデメリットは価格・値段です。イニシャルコストです。他のハウスメーカーの外壁材と比べて、明らかに価格が高いのです。タイルなので仕方がないことなのですが、オプションで選択したり、一部タイル貼りから総タイル貼りに変更する時に、その追加費用に閉口する方も多くいます。それこそ一般的な住宅からZEH仕様の住宅へと変更するくらいのコストがかかる場合もあるのです。将来的な維持管理コストを考えれば、建築時にイニシャルコストとして支払っておいたほうが経済的ということは理解できるのですが、それでも躊躇するほどの大きな費用が必要になります。

 

 

 

セキスイハイム「磁器タイル」外壁 【関連動画】

 

 

 

 

 

 

 

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