オール電化での快適「床暖房」 【後悔しないように】

後悔しない!! オール電化住宅の床暖房

 

オール電化で快適床暖

床暖房は高齢者や子供に優しい!!

 

快適な床暖房システム

昔から頭寒足熱と言われます。すなわち、足元を温めることは体に良いとされています。その点、床暖房は床を直接伝わる熱で足元を温め、さらに室内を下から暖めるため、エアコンやストーブのように、頭上だけ暖まったり、局所的に熱くなるようなことがなく、むらなく室内を暖めます。また、ストーブのように室内の空気を汚すことがないので、換気を気づかうことなく快適です。さらに、熱対流による室内暖房なので、ほこりが舞うこともありません。

 

しかし、床暖房の導入には、床下の断熱工事や専用の床材、そして配管工事が必要となり、新築時はともかく、リフォームだと大掛かりな工事がともなってしまいます。大掛かりな工事ができないときに、オール電化の電気膃房機器として簡便に設置できるのが蓄熱式電気暖房器です。蓄熱式電気暖房器は、割安な夜間の電気を使って内部の蓄熱体に熱を蓄え、昼間に放熱します。燃焼がないので室内の空気が汚れず、運転音もないので静かです。ただ、温度制御がほかのシステムほど容易ではないという弱点があります。また、重量があるので床の補強が必要になる場合があります。容量は200ボルト用で2キロワット以下です。

 

 

電気式床暖房システム

現状をふまえて方式を選ぶ

オール電化の床暖房システムには、大きく分けて電気ヒーター式ヒートポンプ式の2種類があります。エネルギー効率の高いヒートポンプ式が主流ですが、温水配管が必要なことや、床下の断熱処理、床暖房用の床材の導入など、採用のための周辺工事が必要となります。そのため、新築時の採用や、すでにガス床暖房を設置している住宅でのリフォームでないと、工事が大掛かりになってしまいます。一方の電気ヒーター式は、今ある床の上にホットカーペットのように敷き、その上にフローリングを施工するので、既存住宅に採用しやすい方式です。それぞれに特徴があるので、使い勝手に合わせて検討しましょう。

 

種類 特徴 適応 参考価格
電熱線式

・発熱体に電気カーペットに使用されている電熱線を使用した床暖房。

 

・サーモスタットや温度ヒューズを内蔵したパネルに加工されており、施工性も備えている。根太、断熱材の上に敷設。

・新築・リフォーム向き、スイッチの入切れの多い住宅向き。キッチンのような部分の設置が可能。メンテナンスがかからないのでランニングコストが安くなる。

 

・PTCとはヒーターの温度が上がると電気抵抗値が上昇する効果を利用するもの。

・床材一体型60万円台~

 

・床材分離型50万円台 十 床仕上げ台15万円台~

PTCヒーター式 ヒーター自体が周囲の温度によって発熱体をコントロールする床暖房。PTCの作用で、温度が高い部分は電流が流れにくく過度の温度上昇にならない。最近は使用されていない。

・新築・リフォーム向き、スイッチの入切れの多い住宅向き。キッチンのような部分の設置が可能。メンテナンスがかからないのでランニングコストが安くなる。

 

・PTCとはヒーターの温度が上がると電気抵抗値が上昇する効果を利用するもの。

・床材一体型50万円台~

 

・床材分離型50万円台 十 床仕上げ台15万円台~

蓄熱式 夜間の割安な電気で床下の蓄熱材に蒂熱する。蓄熱材を敷き込む潜熱蓄熱方式とコンクリートにヒーターを埋設し、蓄熱する顕熱方式がある。 新築向き・24時間床暖房向き。夜間の割安な電気を使うので経済的。 床材分離型60万円台 十 床仕上げ台15万円台~

 

ヒートポンプ式床暖

エコキュートやエアコン兼用型と専用型の3種類!!

 

専用型が有利なヶ-スも

ヒートポンプ式床暖房は、エコキュートやエアコンで利用されている熱循環のしくみを利用して、床下のパイプに温水を流すシステムです。ヒートポンプユニットが兼用できることから、床暖房も備えた多機能型エコキュートや、エアコン兼用型といった種類があります。床暖房機能を備えた多機能型エコキュートが、それぞれ単独に導入するより初期費用が抑えられるので有利と考えがちですが、家族構成や生活スタイルによっては、エコキュートと床暖房はそれぞれ単独システムとして導入するほうが、長期的に見てコストが安くなるケースがあります。

 

というのは、多機能型エコキュート製品は、夕ンク容量が460リットルタイプの大型機種になるため、小家族で小さなタンクで十分な家庭では、房システム暖房を使わない季節には無駄なお湯を貯めておくことになるほか、冬場に床暖房を長く使う家庭では、湯切れが起きて昼間の割高な電気料金でお湯を沸かすことになってしまい、ランニングコストがかかって、何年後かに経済性が逆転することがあるのです。どの方式がよいかは、施工業者や電力会社と相談した上で決めるとよいでしょう。

 

なお、以前は寒冷地の暖房にはヒートポンプでは外気から十分な熱が取り込めなっかったために、灯油やガスのセントル式温水暖房が多用され、一部で蓄熱式電気暖房器が用いられる程度でした。しかし近年、寒冷地でも十分な暖房機能を持つ高効率ヒートポンプが開発されたことや、蓄熱式電気暖房器の制御性の悪さから、オール電化用の省エネ効果の高い暖房源として、寒冷地でもビートポンプ式の普及が期待されています。

 

種類 特徴 適用 参考価格
エアコン兼用型 暖房のつけ始めはエアコンで暖め、床暖房が暖まったら床暖房を主力にする。 高効率のヒートポンプ式エアコンで作ったお湯で暖房するので経済的。2.8kWのエアコンの価格も右に含む。

・床材一体型110万円台~

 

・床材分離型70万円台~ 十 床仕上げ台10万円台~

床暖房専用型 専用のヒートポンプ室外機で作ったお湯で床を暖める。 新築向き24時間床暖房向き。夜間の割安な電気を使うので経済的。

・床材一体型100万円台~

 

・床材分離型60万円台~ 十 床仕上げ台10万円台~

多機能エコキュートによる給湯兼用型 夜間割引の電気と高効率のヒートポンプで作ったお湯を暖房にも利用するので、ランニングコストが安くなる。 460 リットルの多機能エコキュートの価格も右に含む

・床材一体型160万円台

 

・床材分離型120万円台~ 十 床仕上げ台10万円台~

 

 

床暖房のメリットとデメリット

 

注文住宅に床暖房を設置するメリットとデメリットをご紹介します!

 

ホーム暮らしのコラム注文住宅に床暖房を設置するメリットとデメリットをご紹介します!注文住宅をお考えの方で、床暖房の設置をご検討中の方はいらっしゃいませんか。床暖房は吹き抜けをお考えの方に特に相性の良いオプションになります。そこで今回は、床暖房を設置するメリットとデメリットをご紹介します。

 

床暖房を設置するメリット

床暖房は、床を暖める方式の暖房器具のことで、床の下にある熱源から床に伝わり、ふく射によって部屋の内部に広がっていきます。冷たい空気は暖かい空気に比べて重く下に降りやすいため、エアコンやストーブを使っても中々足元まで暖かさを感じるのは難しいでしょう。しかし、床暖房であれば床から熱が直接伝わってくるので、体全体を温められ室温以上に暖かさを実感できます。

 

また、床暖房だけで暖かさを感じられるため、エアコンやストーブなどの器具を部屋に置く必要がありません。器具がなければ、火を使うことがないので火事の心配も入りませんし、掃除も容易になります。

 

他には、健康面でも床暖房が優れています。床下で電熱線を敷設しているだけなので暖かい風が出ず、肌に風が当たらないため、乾燥しにくくなります。このように、エアコンやストーブを置かずに部屋を暖められるのが床暖房のメリットでしょう。

 

乾燥しない

床暖房は乾燥を防ぎます。エアコンや電気ストーブと比較して、お肌の乾燥を抑え、美容にも良い影響をもたらします。

 

快適な熱環境

床暖房は床から放射熱を発生させるため、足元から暖かく感じることができます。 この方式は体感温度を均一に眺め、足元から暖かい空気が上昇して部屋全体を均一床暖房は冷たい床に触れて、快適で温かい環境を提供します。

 

健康促進

床暖房は赤外線を利用しており、体を温める際に赤外線が発生します。これにより、足元が暖かくなり、寒冷地域での冷え性の改善や健康状態の向上に貢献します。床暖房は空気の循環を最も大事にするため、風やホコリの上昇が少なくなります。これによって室内の空気が乾燥しにくくなり、アレルギーや喘息の症状を軽減する効果があります。 床暖房は冷たい床からの冷えを防ぐため、冷え性や関節痛の緩和にも効果的です。

 

空間効率の向上

床暖房は壁や天井に比べて床面積全体を暖めるため、空間効率が高くなります。また、床暖房の導入によって、家具や調度品の配置に邪魔が少なくなり、室内のデザインやレイアウトの自由度が高まります。

 

静音性

床暖房は送風音や風が出ないため、室内は静かです。これにより、快適な環境を損なわずに暖房を楽しむことができます。床暖房はヒーターエアコンなどの風を発生させる機器と比べて、動作時の騒音が非常に低いです。熱を発生させるためのポンプや配管のほとんどなく、静かな環境を提供しますします。

 

温度の均一性

床暖房は床だけでなく、壁と天井も暖めるため、部屋全体に均一な温かさが広がります。この均一な複写熱は、快適な居住環境を提供します。床暖房は床面全体に熱を均一に分布させるため、室内の温度ムラが少なくなります。 床からの放射熱によって床面温度が一定に保たれ、部屋全体が均一な温度になるため、快適な熱環境を実現します。

 

エネルギー効率の向上

床暖房は低温で運転されるため、従来の暖房方式に比べてエネルギー効率が向上します。床面からの放射熱によって部屋全体を暖めるため、空気を直接加熱する必要はありません。また、床暖房は従来の暖房器具と比べて急速に温まるため、運転時間を短縮できます。

 

設置自由度

床暖房は床下に設置されるため、壁や天井の配置に邪魔される、自由な設置が可能です。調度品の配置やインテリアデザインの自由度がございます。 床暖房は床下に設置されるため、床面に特別な空間を確保する必要がありません。 従来の暖房機器に比べてスペースを節約するできます、室内の広々とした空間を実現することができます。

 

省エネルギー効果

床暖房は適切な材と言うことで、熱断熱をしっかりと考えることができます。 断熱性能の高い床材や断熱層を使用することで、熱が床下に逃げることを防ぐまた、一部の床暖房システムでは、省エネルギー効果を高めるために温度制御やマルチ機能を備えています。

 

温熱療法効果

床暖房の熱は体に直接伝わるため、身体の芯から温まる効果があります。これにより、血行促進や筋肉の緊張緩和などの温熱療法効果が期待されます。ある方にとって、床暖房は健康と快適さを両立させる効果があります。

 

非持続性

床暖房は床下に設置されるため、建物の外観や室内のデザインにおいて目立ちません。従来の暖房機器や放熱器具と比べてスッキリとした外観を実現することができます。床暖房は無煙・無臭であり、室内の空気を汚染する比較的快適な環境を提供します。

 

これらが床暖房の主なメリットです。 ただし、設置や運用には適切な注意が必要であり、適切な断熱対策やシステムの選択が重要です。 また、床暖房の効果を最大限に活かすためには正しい運転方法や温度調節が必要です。

 

 

床暖房を設置するデメリット

ここまで聞くと一見良いことだらけのように思える床暖房ですが、もちろんデメリットも存在しています。床暖房のデメリットとして、手間と費用がかかることが挙げられます。費用に関しては、初期費用はもちろんのこと、ランニングコストも高くなりやすいでしょう。床暖房の温度は25~30度と言われており、部屋の温度をすぐに上昇させるには難しく、結果的に部屋全体を暖めるのに時間がかかり電気代が高くなります。

 

手間に関しても、寒冷地などの一部の地域では不凍液が使われており、定期的に補充が必要になります。また、床暖房の性能を維持するためには、5~10年に1回不凍液の全量を交換する必要があるので、トータルで見たときに手間がかかります。このように、床暖房はランニングコストが高く手間がかかるというデメリットがあり、費用面と便利さのどちらを優先するかで設置した方が良いかは決まるでしょう。デメリットを考慮せず、床暖房を設置してしまうと、故障し始めた時点でそのまま使わなくなる場合もあるので、気を付けてください。

 

イニシャルコスト

床暖房の設置には高い初期費用がかかります。電気式と比較すると、温水式は設置費用が2倍以上になることもあります。

 

定期的なメンテナンス

温水循環式床暖房は、定期的なメンテナンスが必要です。熱源をエコキュートなどに変える必要がある場合もあり、メンテナンスコストがかかります。

 

低温やけどのリスク

電気式床暖房は表面温度が高いため、注意が必要です。特に子供やペットがいる家庭では、低温やけどに注意が必要です。

 

電気代が高い

電気式床暖房の電気代は高額であることがあります。特に広い部屋や複数の部屋に設置する場合、高い電気代がかかる可能性があります。電気ヒートポンプ式の床暖房を使用するため、電気代がかかります。特に冬の請求額が高くなる傾向があります。

 

施工費用の高さ

床暖房の施工には専用の設備が必要であり、通常の暖房システムに比べて施工費用が高い傾向があります。床下への配管や電熱線の敷設、断熱材の適切な配置など、専門的な技術や材料が必要となるため、それに伴う費用がかかります。

 

施工期間の長さ

床暖房の施工は繊細で複雑な作業であり、施工期間が通常の暖房システムに比べて長くなることがあります。 床下の配管や配線の敷設、断熱材の設置など、細かい作業が必要となるため、施工には時間がかかります。

 

床の高さの増加

床暖房の設置には一定のスペースが必要であり、床の高さが若干増加することがあります。このため、ドア階段の高さに合わせた調整や、そこの建物に床暖房を追加する場合には、床高の変更や段差の対応が必要となる場合があります。

 

温度制御の難しさ

床暖房は床面からの放熱によって室内を暖めるため、温度制御が難しい場合があります。均一化や個別の温度調節が困難な場合もあります。外気温が低い日には室温が下がり、床暖房の設定温度を上げても時間がかかります。 エアコンの使用は床暖房の動作を停止させるため、温度調節が制限されますされます。

 

床材の選択の保留

床暖房の適用には適切な床材の選択が必要です。 一部の床材は熱の伝導性が低いため、床暖房の効果を十分に引き出すことができません。 、一部の床材は熱によって変形や劣化する可能性があるため、熱性に優れた床材の選択が必要です。

 

これらが床暖房の一般的な対処です。 また、床暖房を導入する際には、メリットと野球のバランスよく考慮し、自身の住宅環境やニーズに合った暖房システムを選択することが重要です。

 

一般的な施策に関しても、技術の進歩や改善により解決策が提供されています。例えば、施工費の削減や施工期間の短縮を図るために、テレビでは床暖房パネルやモジュール式のシステムが開発されています。また、床暖房の温度制御効率的なエネルギー利用のサポートやスマートホーム技術の導入も進んでいます。

 

床暖房は快適で効率的な暖房システムとして広く利用されていますが、専門的な知識や適切な設計・施工が必要となることを忘れずに、信頼できる家の専門アドバイスを仰ぐことをおすすめします。

 

まとめ

今回は床暖房を設置するメリットとデメリットをご紹介しました。床暖房は床から部屋を暖められるという特徴を持っていますが、一方で部屋を暖めるのに時間がかかり、短時間で室温を上げるのに適していない暖房器具とも言えます。床暖房を設置する際は、デメリットを踏まえたうえで決めることをおすすめします。

 

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