検討スタートの下準備 注文住宅

理想の家づくり 注文住宅 下準備も重要

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「注文住宅を建てるぞ!!」

 

と決意する前から、家づくりは既に始まっているといっても過言ではありません!!

 

家は家族を守ってくれる大切なものです。また長期にわたって住宅ローンの支払いを続けて行かなければならないものです。仮に選択や判断を誤るとその代償は非常に大きなものとなります。ですから長期的な視点で家作りを考えておくことがとても重要です。

 

頭金の貯蓄

 

●頭金は多ければ、多い方が良い!!

 

家の頭金としてではなくても、毎月ある程度の額は「貯金」をされている方が多いのではないでしょう。しかしかなり意識をして「家の頭金」として貯蓄していかなければ、まとまった金額を貯めることは難しいのが現実です。

 

頭金は多ければ多いほど、後々の支払いが楽になります。必然的に頭金で補えない部分はもちろん住宅ローンという形になります。すなわち、月々の家計に大きな影響を及ぼします。最近は折込チラシなどで「頭金0でも購入可能!!」などと謳っていますが、鵜呑みにしてはいけません。住宅ローンだけを払って生活していくのではありません。子供が大きくなれば、教育資金も膨れ上がるでしょう。レジャーやお車にもお金はかかります。立派な注文住宅に住んでいても、爪に火を灯すような節制の日々ではまったく意味がありません。

 

資金計画の基本として、よく「頭金は価格の2割以上」といわれます。

 

この理由は、一般的なローンでは融資額の上限を「購入価格の8割」程度までとしており、残る2割は手持ち資金から支払わなければならないのが原則なのです。しかし、収入面から見れば、十分な借り入れが可能なのに、貯金が足りないために希望の住宅に手が届かないのはちょっと理不尽です。そこで、近年は返済力によって購入全額を融資するという金融機関が増えてきました。

 

住宅ローンをあまく考える方は多いようですが、マイカーローンに比べて金額が大きく、現実感が湧きにくいようです。は諸費用が必要であり、税金や仲介手数料などは現金で手続きが必要です。住宅ローンは借金であり、受け取りも発生します。計画的に頭金を払って、月々の支払いを軽減し、家族のために賢くお金を使いましょう。家を建てる数年前から貯金を計画的に行うことをお勧めします。

 

借入可能金額を確認

 

●住宅ローンはいくらまで借りられるのか?

 

いくらまで住宅ローンは借りられるのでしょうか?

 

その金額によってもしかすると、希望の注文住宅を建てることができないかもしれません。仮にトータルで3,500万円の注文住宅を建てようとして、頭金を頑張って500万円ほど貯めたとします。しかし住宅ローンの借入可能額が2,500万円までだと、500万円ほどショートしています。こうなると理想の家は遠のき、あれやこれやをスペックダウン、グレードダウン・・・・一から検討のやり直しとなります。ショートならまだましですが「貸出不可能」「お貸しできません」となる方もいらっしゃいます。

 

そうなる理由は様々ですが、このようになってしまうと現金購入しか道はないのです。全額現金となれば、もしかすると定年間際、あるいは退職金まで待つことに。その頃にはお子様もそれぞれ独立して、何のためのマイホームなのかという話になりかねません。私もたくさん経験がありますが、盛り上がるだけ盛り上がっておいて、最後は借入不可能でした。チャンチャン・・・・・なんてことが。こんなことにならないようにも、注文住宅の検討に入る前には必ず、借入可能金額を確認しましょう。

 

 

土地の選びの下準備

 

●土地はリフォームできません!!

 

土地はそこにしかないものです。唯一無二の存在です。家は様々ものがあり、形や大きさ、色など選択氏はとても豊富です。注文住宅ですからある程度は思い通りの家が実現できますが、土地はそうではありません。また家はリフォームやリノベーションをすればその姿や形、機能を後からでも変えることができます。しかし土地というものはそこにしか存在いしないものなのです。家のようにリフォームやリノベーションはできません。向きを変えたり、広さを変えたり、立地を変えたり。その上に建つ家よりも、もしかすると重要な選択項目なのかもしれません。

 

また、建てたいと思う家は決まっていても、建てるための土地がなければ話は進みません。家は好みが決まり、予算が準備できればいつでも建築がスタートできますが、土地に関しては、好みの条件が決まって予算の段取りが付いていても、希望のエリアに売り地がなければどうにもなりません。実際は希望のエリアに売り地はあるが、予算が大きく合わないというケースが実情に近いでしょう。そういう意味でも土地は長い目で探していくことが非常に大切です。幸運にも直ぐに希望の土地に出会う方もいますが、ほとんどの方は土地探しに時間を費やすことになっていると思います。

 

 

家に求める機能を明確にしておく

 

●間取りは明確に

 

住宅の機能はとても重要な要素です。機能と言うとキッチンやお風呂のような設備機器等を想像しがちですが、ここで言う機能とはもっと大きく捉えて、家自体に求める機能(ライフスタイルに合わせた家)のことです。それも後から変更のきかない根本的なものです。例えば2階建てなのか、3階建てなのか、または平屋なのか、部屋数はいくら必要なのか、こういった構造や間取りは後から変更がしにくいものです。壁紙の色やフローリングの色、便器の機能や外壁の色は後からでもコントロールできますが、構造や間取りはそうはいきません。このような基本的な機能の方向性を明確にしておく必要があります。木造住宅を建てたあとに、鉄骨住宅に変更することはできないのです。

 

その家でどのようなライフスタイルを描きたいのか、どのような楽しみ方をしたいかという項目の優先順位が定まっていれば、いざ打合せに入った時にスムーズに話が進むことでしょう。

 

 

 

目を肥やしておく

 

●住宅展示場やモデルハウスを活用しよう!!

 

ゆくゆくは理想の注文住宅を建てたいけれど、今はまだ具体的な計画もなし、土地も見つけていないという方でも、目を肥やしておくことは大切です。短期間に検討して結論を出してしまうことは、大きな判断ミスに繋がります。事前に家に関しての情報や話題に触れて、その時々の流行りや、相場、情勢などを少しでも感じておくことが重要なのです。目を肥やすということで利用していただきたいのがハウスメーカーの住宅展示場です。

 

数多くのハウスメーカーや工務店のモデルハウスが連なる展示場は、週末ともなれば非常に多くの人が訪れますので、さほど遠慮することなく見学ができます。各社の自慢の技術や設備、装備など非常にわかりやすく学ぶことができます。また、実際に建物があるのでイメージがつきやすいのも特徴です。ただし内装や設備関係は特にオプションや最上グレードの機器が付いていたりするので、見た目にはあまり左右されないでください。「ここのメーカーは○○工法で、機密性が非常に高く高断熱の家なんだなぁ」とか「このメーカーは耐震技術に優れていて、スタイリッシュな外観が特徴だなぁ でも高いな」というようにそれぞれのハウスメーカーの特徴やウリを、大まかに理解して欲しいのです。一日廻り、数件のハウスメーカーから話を聞けば、今の注文住宅の情勢がある程度つかめるでしょう。それを元にインターネットや書籍で色々と知識を増やしていくことが、理想の家づくりの近道ではないでしょうか。

 

 

最近では、実際に展示場やモデルハウスへ行かなくても、有益な情報をたくさん収集することができます。それがインターネットの活用です。

 

ハッキリと断ることが有効

ここで少し気になるのがモデルハウス見学時のアンケートです。インターネットなどではアンケートは書かない、または名前と住所だけは書かないほうがいいとアドバイスしているものがありますが、私は書いたほうが有益な情報を得ることができると思います。説明をする営業マンも、住所も名前もわからないようなお客様よりも、きちんとアンケートを書いてくれたお客様の方への対応が良くなるのは当然の流れです。きちんと書いた上で「見始めたばかりなので、電話や家への訪問はやめてください。気に入ればこちらから再度うかがいますので・・・」とハッキリと言えば大丈夫です。大手のハウスメーカーほどこういったコンプライアンスにはセンシティブです。ここまで言っておけば絶対に電話や自宅への訪問はないでしょう。最近では「見て気に入ったら書いてください」という営業スタンスをとっているメーカーもあります。

 

また、注文住宅は完全に家が出来上がってからでないと、その全体像が見えてこないのが大きなのデメリットです。そのデメリットを払しょくするためにも、住宅展示場を有効に利用しましょう。

サラーリーマンは自宅を買うな!!

サラリーマンが自宅を持つことは大きなリスク!!

自宅を買う理由の多くは、きちんと検証されずにセールストークや思い込みから形成されていますが、そうしたことを除いても、そもそもサラリーマンがローンを組んで自宅を買うことには多大なリスクが伴います。それではここで、本書でもっとも重要な質問をしましょう。あなたは、自宅を買って、本当に、絶対に、大丈夫なのですか?多大なリスクを乗り越えて、自宅を買って、サラリーーマンとして「上がり」の人生を歩める人は少数です。親の世代は「上がり」かもしれません。高度経済成長に乗って、自宅が手に入り、年金もそこそこもらえる世代です。体も比較的健康で、長生きです。しかし、私たちが親と同じ状況を迎えられる保証は消えてしまいました。私たちの世代では、自宅を買うことで多額の長期ローンを背負い込み、リストラに怯え、上がらない給料に苛まれ、年金は十分にもらえない恐れを抱き、ぱっとしない会社にしがみついて人生を歩む可能性が高くなっています。サラリーマンが背負うリスクに気がつかずに自宅を買って失敗するということは、決して杞憂ではなくなってきているのです。すでに周りにその兆候が現れているでしょう。もう気がついていますよね。それは先触れです。

 

 

自宅はリスク!!【サラリーマンはやめとけ】

以前、京都の老舗料亭の若女将さんから「マイナスの美学」というお話をお聞きしました。「東京の人は、羽振りのいい時は熱心に通ってくださるけれど、いつの間にか来なくなってしまう方がじつに多い」というのです。その理由は、こういうことだそうです。西新宿は高層ビルの建ち並ぶ新都心で、新宿まで地下鉄でひと駅、徒歩でも歩いていける立地のよい地域です。暮らし始めてから継続的にかかる費用をランニングコストといいますが、この部分のコストダウンもあらかじめ考えておきたいものです。サラリーマンが自宅を買うということは大きなリスクなのです。

 

玄関や窓玄関や窓の外側は共有部分なので取り替え不可。せいぜいドアの内側の色を替える程度です。床リフォーム自体は可能だが、床材の性能に条件がある場合が多いので管理規約を確認するのです。サラリーマンが自宅を買うということは大きなリスクなのです。リビングにはいろいろな用途があるので、部屋全体を照らす大きめの蛍光灯を天井に付け、さらにダウンライト(天井に埋め込む小さめの照明)やブラケット(壁に付ける補助灯)で照らし方のバリエーションを広げます。次世代住宅として注目されているオール電化住宅は、ガスを使わないため基本料金が節約でき、エネルギー効率も高いので全体的な光熱費が安くなります。冷暖房費のムダを減らす意味では、断熱性・気密性の高い設計にすることもコストダウンにつながるのです。関東大震災でも倒壊しなかった『五重塔』をつくる木造住宅の技術が失われつつあるとして、木造という構造が地震に弱いと考えますか?私は、「工法」よりも誰に(どこに)頼むかが重要だと知っています。なぜなら、日本の住宅のほばすべてが、最終的には工務店や職人がつくっているからです。ハウスメーカーの家も、建築家が設計した家も例外はありません。

 

サラリーマンが自宅を買うということは大きなリスクなのです。ディズ二ーランドに行ったついでに新浦安を見てみるなど、何かのついででかまいませんから、いろいろな地域をちょこちょこ見てみましょう。ただしエリア探索に車移動は禁物です。自転車か徒歩でじっくり見て回るというのが地域を知るコツです。青山の住宅街に上地をもつとなると、阿坪で1億・8000万円、50坪で3億円にもなるわけです。もちろん、これは土地だけの値段ですから、建物を入れればさらに高額になります。また千葉駅から徒歩23分の新築マンションは100㎡の4LDKが何と3500万円で買えます。「東京の経営者は、商売で上手くいくと自分にとって目一杯の車や家を買う。でも京都や大阪では、マイナスの美学という考え方があって、自分が乗れる車のランクより、あえて数ランク落とした車に乗ります。そうした美学があります。これは家でも服でも同じです」サラリーマンが自宅を買うということは大きなリスクなのです。

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