「アキュラホーム」と「アエラホーム」を比較したら　【断熱・高気密・間取り】

アキュラホームは「完全自由設計」と「職人品質」に強みを持ち、お客様の理想を形にする家づくりに定評があります。一方、アエラホームは「高断熱・高気密」と「省エネ性能」に特化し、環境に配慮した快適な住まいを提供しています。特徴の面では、アキュラホームは自由度の高いデザイン性を重視する方に、アエラホームは省エネと快適な室内環境を重視する方におすすめです。両社とも高い耐震性を備えていますが、アキュラホームはより長期的なサポート体制に力を入れている点が特徴的です。

価格面では、アエラホームの方が平均坪単価で約14万円ほど安く、よりコストパフォーマンスに優れていると言えます。特に30〜40坪台の一般的な住宅サイズでは、アエラホームは61.3万円/坪、アキュラホームは75万円/坪と明確な差があります。ただし、アキュラホームは価格以上の価値を提供する「職人品質」と「完全自由設計」に強みがあるため、デザイン性や品質にこだわる方には魅力的な選択肢となります。予算を重視する方にはアエラホームが、品質とデザインの自由度を重視する方にはアキュラホームがおすすめです。

工法面では、両社とも木造住宅ながら独自の強みを持っています。アキュラホームは耐震性と構造強度に重点を置いた工法を採用し、大空間や大開口を実現しながらも高い耐震性を確保しています。一方、アエラホームは断熱性と気密性に特化した工法を採用し、省エネ性能と快適な室内環境の実現に力を入れています。工法選びは住宅の性能を大きく左右するため、耐震性と大空間を重視するならアキュラホーム、断熱性と省エネを重視するならアエラホームが適していると言えるでしょう。

耐震性については、両社とも最高等級の耐震等級3を取得しており、高い安全性を確保しています。アキュラホームは実物大耐震実験で連続10回の巨大地震にも耐える実績があり、特に「8トン壁」による大開口と高耐震性の両立が特徴です。一方、アエラホームは制振システムを標準装備し、地震エネルギーを吸収する対策に力を入れています。また、水害にも強い高い気密性も特徴です。耐震性の面では、大開口や大空間を希望する方にはアキュラホーム、制振性能を重視する方にはアエラホームがおすすめですが、どちらも十分な耐震性能を備えていると言えます。

断熱性能においては、アエラホームが明らかに優位です。アエラホームのUA値0.36はアキュラホームの0.6よりも大幅に低く、より高い断熱性能を示しています。また、アエラホームは外張W断熱と全熱交換型換気システムの組み合わせにより、部屋間の温度差を約3℃に抑え、ヒートショックのリスクを軽減しています。アキュラホームも「匠空調」という全館空調システムを提供していますが、標準ではなくオプション扱いです。省エネ性や光熱費の削減、快適な室内環境を重視する方には、断熱性能に優れたアエラホームがより適していると言えるでしょう。

間取りの自由度においては、アキュラホームが優位と言えます。アキュラホームは「完全自由設計」をモットーに、独自の「8トン壁」技術により30帖の無柱空間や最大6mの大開口を実現できる点が大きな強みです。グッドデザイン賞の受賞歴も多く、デザイン性の高さも評価されています。一方、アエラホームも自由設計は可能ですが、高断熱・高気密を活かした間取り提案や、セミオーダープランの提供に特徴があります。間取りやデザインの自由度を最優先する方にはアキュラホーム、断熱性能を活かした快適な空間設計を重視する方にはアエラホームが適していると言えるでしょう。