【比較】 「一条工務店」と「アイ工務店」 【坪単価・耐震・メリット・断熱】

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「一条工務店」vs「アイ工務店」 比較

 

「一条工務店」「アイ工務店」 断熱・坪単価・耐震

 

主な特徴

項目 一条工務店 アイ工務店
創業 1978年 2010年
コンセプト 「家は、性能。」 「もっと楽しく、ずっと快適に」
強み 高気密・高断熱、耐震性能 1mm単位の自由設計、収納提案
工場生産率 約80% 約50%
展示場数 業界No.1 全国54ヶ所

 

総評

一条工務店は1978年創業の老舗ハウスメーカーで、「家は、性能。」というコンセプトのもと、高気密・高断熱住宅の先駆者として知られています。工場生産率約80%という高い数値を誇り、品質の安定した住宅を提供しています。

 

一方、アイ工務店は2010年創業と比較的新しいハウスメーカーですが、「もっと楽しく、ずっと快適に」をテーマに、1mm単位の自由設計や収納提案に強みを持っています。一条工務店が性能面で優位に立つ一方、アイ工務店は間取りの自由度や収納提案で特色を出しており、どちらも特徴的なハウスメーカーと言えるでしょう。

 

 

 

価格・坪単価

 

項目 一条工務店 アイ工務店
平均坪単価 約85万円 約72万円
30坪の場合 約2,550万円 約2,160万円
40坪の場合 約3,400万円 約2,880万円
主力商品

i-smart:60〜70万円
グラン・スマート:80〜90万円

N-ees:60〜80万円
HILLUS:70〜90万円

 

総評

価格面では、アイ工務店の方が一条工務店よりも平均して10〜15%ほど安い傾向にあります。一条工務店の平均坪単価は約85万円、アイ工務店は約72万円と、同じ30坪の住宅を建てる場合、約390万円の差が生じることになります。ただし、一条工務店は工場生産率が高く、標準仕様のグレードも高いため、後からのオプション追加が少なくて済む傾向があります。一方、アイ工務店は基本価格を抑えつつも、オプション選択によっては予算が膨らむ可能性があるため、最終的な価格差は縮まることもあります。コストパフォーマンスという観点では、アイ工務店が優位に立っていますが、長期的な視点で見ると、一条工務店の高い性能が将来的なメンテナンスコストや光熱費の削減につながる可能性も考慮する必要があります。

※「アイ工務店」「一条工務店」同時に見積もり請求可能です。【無料】

 

 

 

メリット

一条工務店のメリット
  • 業界トップクラスの高気密・高断熱性能
  • モデルハウスが標準仕様で実際の住まいをイメージしやすい
  • 工場生産率が高く、品質が安定している
  • 全館床暖房が標準または選択可能
  • 太陽光発電システムの導入実績が豊富
  • 実大実験による耐震性の実証
  • 自社グループ工場での部材生産によるコスト削減

 

アイ工務店のメリット
  • 1mm単位の自由設計で間取りの自由度が高い
  • バーチカルスペース(タテ空間)を活かした収納提案
  • 一条工務店より価格が抑えられている
  • ハーフ収納やスキップフロアなど空間提案が豊富
  • UA値0.4以下の高い断熱性能(N-ees)
  • 全棟第三者による気密測定を実施
  • 20年初期保証(10年目の有償メンテナンス不要)

 

総評

メリットを比較すると、一条工務店は「性能」に特化したメリットが多く、アイ工務店は「間取り・収納」に関するメリットが目立ちます。一条工務店は業界トップクラスの高気密・高断熱性能を誇り、工場生産率の高さから品質の安定性も確保しています。全館床暖房や太陽光発電システムなど、快適性と省エネ性を両立させる設備も充実しています。一方、アイ工務店は1mm単位の自由設計やバーチカルスペースを活かした収納提案など、空間の使い方に関する強みがあります。また、価格面でも一条工務店より抑えられており、コストパフォーマンスに優れています。どちらを選ぶかは、「性能重視」か「間取り・収納重視」かという価値観によって変わってくるでしょう。性能面では一条工務店が優位ですが、間取りの自由度や価格面ではアイ工務店に軍配が上がります。

※「アイ工務店」と「アエラホーム」比較

 

 

デメリット

 

一条工務店のデメリット
  • 坪単価が比較的高い
  • 間取りの自由度に制約がある(45.5cmピッチ)
  • 外観デザインのバリエーションが限られている
  • 建築期間が他社より長い傾向がある
  • オリジナル設備が多く、将来的な部品交換に不安がある
  • 営業担当者の対応にばらつきがある

 

アイ工務店のデメリット
  • 創業が浅く、実績や施工例が少ない
  • 保証期間が一条工務店より短い(最長30年)
  • 展示場が少なく、実物を見る機会が限られる
  • 営業担当者が間取り提案も行うため専門性に不安がある
  • オプション追加で予算が膨らみやすい
  • アフターサービスの評判にばらつきがある

 

総評

デメリットを比較すると、一条工務店は「価格の高さ」と「間取りの制約」が主なデメリットとなっています。高性能を追求する分、坪単価は比較的高く、間取りも45.5cmピッチの制約があります。また、外観デザインのバリエーションが限られていることや、建築期間が長いことも指摘されています。一方、アイ工務店は「実績の少なさ」と「保証期間の短さ」がデメリットとして挙げられます。2010年創業と歴史が浅いため、施工例が少なく、長期的な実績が不足しています。また、保証期間も最長30年と、一条工務店より短い点も懸念材料です。デメリットの観点からは、長期的な安心感を求めるなら実績豊富な一条工務店、間取りの自由度と価格を重視するならアイ工務店が選択肢となるでしょう。ただし、どちらも一長一短があり、自分の優先順位に合わせて選ぶことが重要です。

※「一条工務店」と「富士住建」を比べてみた

 

 

工法・構法

項目 一条工務店 アイ工務店
主な工法

外内ダブル断熱構法(2×6工法)
夢の家 I-HEAD構法(木造軸組工法)

木造軸組工法
オリジナルダブル断熱工法

断熱材

高性能ウレタンフォーム
(外側50mm+内側140mm)

フェノールフォーム+発泡ウレタン
(外側30mm+内側80mm)

断熱性能

UA値0.51W/㎡・K
(次世代省エネ基準の約5倍)

UA値0.4以下
(断熱等級5相当)

気密性能

C値0.59cm²/m²
(平均実測値)

C値0.33
(業界最高水準)

基礎 高耐久・高耐震基礎 ベタ基礎(標準仕様)

 

断熱性能比較

気密性能比較

 

総評

工法・構法を比較すると、両社とも高い断熱・気密性能を実現していますが、アプローチに違いがあります。一条工務店は「外内ダブル断熱構法」と「夢の家 I-HEAD構法」の2種類の工法を提供し、特に外内ダブル断熱構法では外側50mm、内側140mmの高性能ウレタンフォームを使用して高い断熱性能を実現しています。一方、アイ工務店は木造軸組工法をベースに「オリジナルダブル断熱工法」を採用し、フェノールフォームと発泡ウレタンを組み合わせた断熱材を使用しています。断熱性能はアイ工務店のUA値0.4以下が一条工務店のUA値0.51を上回っていますが、気密性能はアイ工務店のC値0.33が一条工務店のC値0.59より優れています。基礎構造も両社とも耐震性を重視していますが、アイ工務店はベタ基礎を標準仕様としている点が特徴です。総合的に見ると、断熱・気密性能ではアイ工務店がやや優位に立っていますが、一条工務店も業界トップクラスの性能を誇っており、どちらも高性能な住宅を提供していると言えるでしょう。

 

 

 

耐震性

項目 一条工務店 アイ工務店
耐震等級 耐震等級3(最高等級) 耐震等級3(最高等級)
構造特徴

ツインモノコック構造
(箱型構造で力を面で受ける)

剛床・モノコック工法
(28mm厚の構造用合板使用)

耐力壁 壁倍率5倍(建築基準法の上限値) 壁倍率5倍(建築基準法の上限値)
実験・検証

30年以上の実大実験の実績
E-ディフェンスでの実験

許容応力度計算による検証
免震・制震 一条アドバンス免震(オプション) 制震装置(オプション)

 

総評

耐震性については、両社とも最高等級の「耐震等級3」を標準としており、高い耐震性能を備えています。一条工務店は「ツインモノコック構造」を採用し、地震の力を面で受け止めて分散させる構造を実現しています。また、30年以上にわたる実大実験の実績があり、世界最大の実大三次元震動破壊実験施設「E-ディフェンス」での実験も行っています。一方、アイ工務店は「剛床・モノコック工法」を採用し、28mm厚の構造用合板を使用した強固な構造を実現しています。両社とも壁倍率5倍(建築基準法の上限値)の耐力壁を採用しており、基本的な耐震性能は同等と言えます。ただし、一条工務店は長年の実験データに基づいた検証を行っている点で信頼性が高く、また「一条アドバンス免震」というオプションも用意しています。総合的に見ると、基本性能は同等ですが、実績と検証の面では一条工務店に軍配が上がるでしょう。

 

 

 

間取りの自由度

項目 一条工務店 アイ工務店
設計単位 45.5cmピッチ 1mmピッチ
間取り提案 専門の設計士が担当 営業担当者が提案
空間提案 標準的な間取りが中心 ハーフ収納、スキップフロアなど多彩
収納提案 標準的な収納プラン バーチカルスペースを活かした収納提案
天井高 標準2.4m(一部商品で2.7m) 最大2.7m(標準)

 

一条工務店の間取り特徴
  1. 45.5cmピッチの設計制約あり
  2. 構造上の制約から間取りの自由度はやや低い
  3. 専門の設計士による間取り提案
  4. 標準的な間取りが多く、奇抜なデザインは少ない
  5. 性能重視のため、間取りよりも断熱・気密性能を優先

 

アイ工務店の間取り特徴
  1. 1mmピッチの自由設計が可能
  2. バーチカルスペースを活かした空間提案
  3. ハーフ収納やスキップフロアなど多彩な提案
  4. 天井高最大2.7mの開放的な空間
  5. 間取りの自由度を重視した設計思想

 

総評

間取りの自由度については、アイ工務店が明らかに優位に立っています。アイ工務店は1mmピッチの自由設計を可能にしており、制約が少なく理想の間取りを実現しやすい特徴があります。また、バーチカルスペースを活かした収納提案やハーフ収納、スキップフロアなど、多彩な空間提案も魅力です。天井高も最大2.7mと開放的な空間を標準で提供しています。一方、一条工務店は45.5cmピッチの設計制約があり、構造上の制約から間取りの自由度はやや低くなっています。ただし、専門の設計士が間取り提案を行うため、プロフェッショナルな視点からの提案が期待できます。間取りの自由度を重視するなら断然アイ工務店、性能や品質を優先するなら一条工務店という選択肢になるでしょう。特に、こだわりの間取りや収納計画を実現したい方にはアイ工務店がおすすめです。

 

 

 

まとめ

項目 優位なメーカー コメント 主な特徴
価格・坪単価 アイ工務店 約10〜15%安い -
メリット 両社一長一短 - 一条は性能面、アイは間取り面で優位
デメリット 一条工務店 実績と長期保証で優位 -
工法・構法 アイ工務店 断熱・気密性能でやや優位 -
耐震性 一条工務店 実績と検証面で優位 -
間取りの自由度 アイ工務店 1mmピッチの自由設計で大きく優位 -

 

選ぶべき人の特徴
  1. 一条工務店がおすすめな人
  2. 高性能住宅にこだわりたい人
  3. 長期的な視点で住宅を考えたい人
  4. 実績と信頼性を重視する人
  5. 標準仕様の高さを評価する人
  6. 全館床暖房など快適性を求める人
  7. アフターサービスの充実を求める人

 

アイ工務店がおすすめな人
  1. 間取りの自由度を重視する人
  2. コストパフォーマンスを重視する人
  3. 収納計画にこだわりたい人
  4. 天井高の高い開放的な空間を求める人
  5. スキップフロアなど特徴的な空間を希望する人
  6. 予算を抑えつつ高性能住宅を建てたい人

 

総合評価と推奨

一条工務店とアイ工務店を総合的に比較した結果、どちらが優れているかは一概に言えません。それぞれに強みと弱みがあり、何を重視するかによって選ぶべきハウスメーカーは変わってきます。

 

一条工務店は創業から40年以上の実績があり、高気密・高断熱住宅の先駆者として確固たる地位を築いています。工場生産率が高く品質が安定している点、実大実験による耐震性の実証、充実したアフターサービスなど、「安心・安全・高性能」を求める方には最適な選択肢です。ただし、その分コストは高くなり、間取りの自由度にも制約があります。

 

一方、アイ工務店は2010年創業と比較的新しいハウスメーカーですが、1mmピッチの自由設計やバーチカルスペースを活かした収納提案など、「自由度・空間提案・コストパフォーマンス」に優れています。断熱・気密性能も高水準で、一条工務店より価格を抑えられている点も魅力です。ただし、実績の少なさや保証期間の短さは懸念材料となります。

 

総合的に判断すると、長期的な安心と高性能を求める方には一条工務店、間取りの自由度とコストパフォーマンスを重視する方にはアイ工務店がおすすめです。特に、家族構成やライフスタイルに合わせた細かな間取り調整を希望する方や、限られた予算内で高性能住宅を建てたい方にはアイ工務店が適しています。一方、標準仕様の高さや長期的な実績、アフターサービスを重視する方には一条工務店が適しているでしょう。

 

選択の決め手となるポイント
  • 一条工務店を選ぶ決め手
  • 高性能住宅へのこだわり
  • 長期的な視点での住宅選び
  • 実績と信頼性の重視
  • 標準仕様の高さ
  • アイ工務店を選ぶ決め手
  • 間取りの自由度の重視
  • コストパフォーマンスの重視
  • 収納計画へのこだわり
  • 予算内での高性能住宅実現

 

 

最終結論

一条工務店とアイ工務店を徹底比較した結果、どちらが優れているかは一概に言えませんが、それぞれの特性を踏まえると、間取りの自由度とコストパフォーマンスを重視する多くの方にとっては、アイ工務店がより適していると言えるでしょう。

 

アイ工務店は1mmピッチの自由設計により、家族のライフスタイルに合わせた理想の間取りを実現しやすく、バーチカルスペースを活かした収納提案やスキップフロアなど、空間の使い方にも工夫があります。また、一条工務店より10〜15%ほど価格が抑えられている点も大きな魅力です。断熱・気密性能も高水準で、UA値0.4以下、C値0.33という数値は業界トップクラスの性能を誇ります。

 

一方、一条工務店は創業40年以上の実績と信頼性、工場生産率の高さによる品質の安定性、充実したアフターサービスなど、長期的な安心を求める方には最適な選択肢です。特に、標準仕様の高さや実大実験による耐震性の実証など、「安心・安全・高性能」を重視する方には一条工務店がおすすめです。

 

最終的には、あなた自身の価値観や優先順位に合わせて選ぶことが重要です。間取りの自由度とコストパフォーマンスを重視するならアイ工務店長期的な安心と実績を重視するなら一条工務店が適しているでしょう。どちらを選んでも、高性能な住宅を手に入れることができますが、あなたのライフスタイルや将来計画に合わせた選択をすることで、より満足度の高い住まいを実現できるはずです。

★アイ工務店公式HP

★一条工務店公式HP

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