
マイホームを建てる際、ハウスメーカー選びは非常に重要な決断です。今回は、高気密・高断熱住宅で知られる「アエラホーム」と、コストパフォーマンスに優れた「秀光ビルド」を徹底比較します。
両社の特徴や価格、メリット・デメリット、工法、耐震性、間取りの自由度などを詳しく解説し、あなたに合ったハウスメーカー選びをサポートします。
項目 | アエラホーム | 秀光ビルド |
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会社概要 | 1984年設立。高気密・高断熱住宅に特化したハウスメーカー。 | 1991年設立。「良い家を適正価格で建てる」をモットーとするハウスメーカー。 |
主な特徴 | 外張断熱工法による高気密・高断熱住宅。省エネ性能が高く、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を10年連続受賞。 | 「コミコミ価格」で追加費用が発生しにくい。木造住宅最高レベルの耐震等級3×制震を適正価格で提供。 |
対応エリア | 東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州(41店舗) | 東北、北陸、甲信越、東海、関東、近畿、四国、中国の一部 |
主力商品 | クラージュ、プレスト、KU・RA・SHI・KU、エアリアなど | CENTURION、AVANCE、FINE(自由設計・規格住宅) |
断熱性能 | UA値0.36(ZEH基準を上回る高性能) | 断熱等級6(UA値0.46、ZEH水準を上回る) |
アエラホームは高気密・高断熱性能に特化し、省エネ性能の高さが最大の強みです。外張断熱工法による快適な室内環境と、健康に配慮した住宅設計が特徴的です。一方、秀光ビルドは「コミコミ価格」による明朗会計と、高品質な住宅を適正価格で提供することに注力しています。SKダンパーによる制震システムや全12回の住宅品質検査など、安心・安全面での取り組みも充実しています。
省エネ性能と快適な室内環境を重視するならアエラホーム、コストパフォーマンスと明朗会計を重視するなら秀光ビルドがおすすめです。
「アエラホーム」
「秀光ビルド」
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項目 | アエラホーム | 秀光ビルド |
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平均坪単価 | 約64万円(60万円~100万円) | 約45万円(30万円~80万円) |
30坪の建築費用目安 | 1,800万円~3,000万円 | 1,350万円~2,400万円 |
商品別坪単価 |
クラージュG:50~60万円 |
CENTURION:50~60万円 |
追加費用 | オプション設備や仕様変更により発生 | 「コミコミ価格」で基本的に追加費用なし |
標準設備 | 高気密・高断熱仕様、全熱交換型換気システムなど | IHクッキングヒーター、システムバス、温水洗浄便座、エコキュートなど |
【坪単価比較グラフ】
価格面では秀光ビルドが明らかに優位です。平均坪単価はアエラホームが約64万円に対し、秀光ビルドは約45万円と約30%も安く設定されています。30坪の住宅を建てる場合、両社の価格差は数百万円に達することもあります。
アエラホームは高気密・高断熱性能に特化しているため価格は高めですが、省エネ効果による光熱費削減というメリットがあります。一方、秀光ビルドは「コミコミ価格」で追加費用が発生しにくく、予算管理がしやすいという大きな利点があります。
予算を重視する方には秀光ビルドが圧倒的におすすめです。長期的な視点で省エネ性能を重視する方はアエラホームも検討の価値があります。
項目 | アエラホーム | 秀光ビルド |
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主なメリット① | 高気密・高断熱による快適な室内環境 | 「コミコミ価格」による明朗会計 |
主なメリット② | 部屋間の温度差が少なく、ヒートショック防止 | SKダンパーによる高い耐震・制震性能 |
主なメリット③ | 省エネ性能が高く、光熱費削減効果あり | 全12回の住宅品質検査とWEB見える化 |
主なメリット④ | 遮音性が高く、外部騒音を軽減 | 充実した標準設備と水回り設備 |
主なメリット⑤ | 耐震・制振・省令準耐火が標準装備 | 最長30年の保証システム |
外張断熱工法により、冷暖房効率が高く快適な室内環境を実現
部屋間の温度差を約3℃に抑え、ヒートショックのリスクを軽減
高い断熱性能により冷暖房費を削減し、長期的なコスト削減に貢献
断熱材が音を吸収し、外部騒音や室内の音漏れを軽減
全熱交換型換気システムにより、PM2.5やアレル物質、ウイルスの侵入を抑制
建物本体価格に諸経費や設備費用も含み、追加費用が発生しにくい
SKダンパーにより地震の揺れを最大70%軽減し、繰り返しの地震にも強い
全12回の検査とWEB見える化で施工状況や検査結果を確認可能
IHクッキングヒーター、システムバス、温水洗浄便座、エコキュートなどが標準装備
初期保証10年間・最長30年の保証システムで長期間安心
【保証期間比較】
アエラホームは高気密・高断熱性能による快適な室内環境と省エネ効果が最大のメリットです。部屋間の温度差が少なく、ヒートショックのリスクを軽減できる点や、優れた遮音性も魅力です。健康に配慮した住宅設計も特徴的です。
一方、秀光ビルドは「コミコミ価格」による明朗会計と、SKダンパーによる高い耐震・制震性能が大きなメリットです。全12回の住宅品質検査とWEB見える化サービスにより、施工過程の透明性も確保されています。充実した標準設備と長期保証も魅力的です。
快適な室内環境と省エネ性能を重視する方にはアエラホーム、コストパフォーマンスと耐震性能を重視する方には秀光ビルドがおすすめです。
項目 | アエラホーム | 秀光ビルド |
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主なデメリット① | 営業所の数が少ない(41店舗)対応エリアが限定される | デザインの選択肢が少ない |
主なデメリット② | 外壁や屋根の塗り直しが必要(メンテナンス費用) | 引き渡し後の点検サポートが短め |
主なデメリット③ | アルミで家を覆うため電波を通しにくい | フランチャイズのため施工品質にムラがある可能性 |
主なデメリット④ | 担当者によって対応に差がある | 耐震等級3はオプション(一部商品) |
主なデメリット⑤ | 初期費用が比較的高い |
全国41店舗と少なく、地域によっては対応できない場合がある
外壁や屋根の塗り直しが10〜15年に一度必要で、費用がかさむ
アルミで家を覆うため、室内ではスマホの電波が弱くなる可能性がある
営業担当者によって対応やサービスの質に差がある場合がある
高気密・高断熱性能を実現するため、初期費用が比較的高くなる
全国展開していないため、対応できない地域がある
コストを抑えるため、デザインの選択肢が限られる場合がある
標準の点検サポートは2年目と10年目の2回のみで、比較的短い
フランチャイズ展開のため、地域によって施工品質にムラがある可能性
一部商品では耐震等級3などの高性能オプションに追加費用が必要
アエラホームのデメリットは、営業所の少なさや外壁・屋根のメンテナンス費用、アルミ外張りによる電波の問題などが挙げられます。また、初期費用が比較的高いことも検討すべき点です。
一方、秀光ビルドのデメリットは、対応エリアの限定やデザインの選択肢の少なさ、点検サポートの短さなどがあります。フランチャイズ展開による施工品質のムラの可能性も考慮すべきでしょう。
デメリットを比較すると、予算に余裕があり高性能住宅を求める方はアエラホームのデメリットは許容範囲内かもしれません。一方、コストを重視し基本性能で満足する方には秀光ビルドのデメリットは大きな問題にならないでしょう。
項目 | アエラホーム | 秀光ビルド |
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主な工法 | 外張断熱工法(木造) | 木造軸組工法 |
断熱方式 | 外張W断熱(外側と内側の両方から断熱) | 吹付断熱材による高気密・高断熱 |
断熱材 | アルミ箔面材付き高性能断熱材 | 発泡ウレタン吹付断熱材 |
窓サッシ | 樹脂窓+トリプルガラス(地域による) | ハイブリッド窓(アルミ×樹脂) |
基礎 | 180mm幅鉄筋コンクリート造ベタ基礎 | ベタ基礎・基礎パッキン工法 |
建物全体をアルミ箔面材付き断熱材で包み込む工法
柱の外側と内側の両方から断熱を行い、断熱性能を高める
夏の日射をはね返し、輻射熱の侵入を約48%カット
気密テープと発泡ウレタンで隙間を塞ぎ、高い気密性を実現
木材の接合部に使用し、従来工法の2.5倍の強度を実現
伝統的な日本の工法をベースに現代技術を融合
隙間なく断熱層を形成し、高い気密性と断熱性を実現
優れた遮熱・防水・防風性で建物を長持ちさせる
壁倍率2.5〜最大4倍の耐力面材で地震に強い構造
基礎と土台の間に樹脂パッキンを挟み、湿気による腐食を防止
アエラホームは外張断熱工法を採用し、建物全体をアルミ箔面材付き断熱材で包み込むことで高い断熱性能を実現しています。外側と内側の両方から断熱するW断熱方式により、断熱性能をさらに高めています。
一方、秀光ビルドは木造軸組工法をベースに、吹付断熱材や透湿防水遮熱シート、ハイベストウッドなどの現代技術を融合させています。特に吹付断熱材は隙間なく断熱層を形成し、高い気密性と断熱性を実現しています。
断熱性能を最重視するならアエラホームの外張W断熱工法、バランスの取れた性能を求めるなら秀光ビルドの工法がおすすめです。どちらも高い断熱性能と耐震性を備えていますが、アプローチが異なります。
項目 | アエラホーム | 秀光ビルド |
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耐震等級 | 耐震等級3(最高等級) | 耐震等級3(最高等級) |
制震システム | Kブレース(特殊装置が揺れを吸収) | SKダンパー(地震の揺れを最大70%軽減) |
耐力壁 | ハイベストウッド(壁倍率4倍) | ハイベストウッド(壁倍率3.2倍) |
計算方法 | 許容応力度計算 | 許容応力度計算 |
地震保証 | 標準保証あり | SKあんしん地震保証(全壊・大規模半壊時の建て替えを保証) |
最高等級の耐震性能を標準装備
木材の接合部に使用し、従来工法の2.5倍の強度を実現
建物の骨組みに取り付けた特殊装置が振動エネルギーを吸収
壁倍率4倍の耐力面材で地震に強い構造
東日本大震災でも倒壊せず耐え抜いた実績あり
最高等級の耐震性能を標準装備(一部商品ではオプション)
地震の揺れを最大70%軽減する秀光ビルドオリジナルの制震システム
壁倍率3.2倍の耐力面材で地震に強い構造
阪神淡路大震災や熊本地震レベルの揺れを繰り返し加振する実験で安全性を確認
全壊・大規模半壊時の建て替えを保証するダブル保証システム
耐震性については、両社とも最高等級の耐震等級3を標準装備しており、高い耐震性能を備えています。アエラホームは耐震ジョイント金物とKブレースによる制震システム、秀光ビルドはSKダンパーによる制震システムを採用しており、どちらも地震に強い住宅を提供しています。
特筆すべきは、秀光ビルドのSKダンパーが地震の揺れを最大70%軽減する効果があり、実大耐震実験でその効果が実証されている点です。また、SKあんしん地震保証により、全壊・大規模半壊時の建て替えを保証するダブル保証システムも魅力的です。
耐震性については、秀光ビルドがやや優位と言えます。SKダンパーによる制震効果と充実した地震保証が評価ポイントです。ただし、アエラホームも高い耐震性能を備えており、東日本大震災での実績もあるため、どちらも安心して選べるでしょう。
項目 | アエラホーム | 秀光ビルド |
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間取りの自由度 | 比較的高い(自由設計) | 商品による(自由設計と規格住宅あり) |
対応プラン | 平屋、2階建て、吹き抜け、スキップフロアなど | 平屋、2階建て、3階建て、二世帯住宅など |
商品ラインナップ | クラージュ、プレスト、KU・RA・SHI・KUなど | CENTURION、AVANCE、FINE(自由設計・規格住宅) |
特徴的な空間 | 「プラス0.5階」の小屋裏空間 | 屋上バルコニー、パントリー、書斎など |
デザイン性 | 6つのデザインバリエーションを展開 | 比較的シンプルなデザイン(コスト重視) |
家族のライフスタイルに合わせた間取りを実現
高気密・高断熱性能により、吹き抜けでも快適な室内環境を維持
小屋裏空間を有効活用できる特徴的なプラン
6つのデザインから選択可能
KU・RA・SHI・KUではプロが考案した間取りから選択可能
予算や希望に応じて選択可能
25,000以上の完工棟数をもとにした豊富なプランから選択
広々としたLDKや快適な家事動線、書斎などのこだわりを実現
狭い土地でも快適な住まいを実現
複数世帯が快適に暮らせる間取りも提案
間取りの自由度については、両社とも自由設計を提供しており、家族のライフスタイルに合わせた間取りを実現できます。アエラホームは高気密・高断熱性能を活かした吹き抜けや「プラス0.5階」の小屋裏空間など、特徴的なプランを提案しています。
一方、秀光ビルドは自由設計と規格住宅の両方を提供しており、予算や希望に応じて選択できる幅広いラインナップが魅力です。特に規格住宅SLは25,000以上の完工棟数をもとにした豊富なプランから選べる点が特徴的です。
こだわりの間取りを実現したい方にはアエラホームの自由設計、コストを抑えつつ実績のあるプランから選びたい方には秀光ビルドの規格住宅がおすすめです。どちらも間取りの自由度は高いですが、アプローチが異なります。
アエラホームと秀光ビルドを8つの項目で徹底比較してきました。両社はそれぞれ異なる強みを持ち、どちらが優れているかは一概に言えません。あなたの優先順位や予算によって、最適な選択肢は変わってきます。
最終的には、あなた自身の優先順位や予算に合わせて選ぶことが大切です。以下のポイントを参考にしてください。
秀光ビルドの方が初期費用を抑えられます。
アエラホームの高気密・高断熱性能が魅力的です。
秀光ビルドのSKダンパーと地震保証が安心です。
アエラホームの省エネ効果による光熱費削減も考慮すべきです。
両社とも自由設計を提供していますが、アプローチが異なります。
どちらのハウスメーカーも優れた住宅を提供していますので、実際にモデルハウスを見学したり、担当者と直接話をしたりして、自分に合ったハウスメーカーを選ぶことをおすすめします。
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