『セキスイハイム』 のデメリットとは?「軒」「屋根」

セキスイハイムのデメリットは屋根・軒なのか?

軒が深い金閣寺

(見よ!! 法隆寺のこの『軒』の深さ!! 日本の昔の建築物は皆『軒』が深くなっています。)

 

真四角なハイムの外観 実は『軒』がないので・・・・・・

「軒」がほとんどないセキスイハイムは、デメリットが・・・・

軒の深さ

セキスイハイムの鉄骨住宅は「真四角な外観」を敬遠される方が多いようですが、『ドマーニ』ならば、傾斜屋根が付いているので一般的な外観の住宅に見えます。『ドマーニ』は多少軒がありますが、『パルフェ』を含めて、一般的な戸建て住宅と比較すると、軒はないと言っても良いぐらいの出幅しかありません。軒の出幅が少ないと、雨が外壁に当たりやすく、外壁が汚れやすいという大きなデメリットがあります。しかしセキスイハイムの外壁材「磁器タイル外壁」は、雨が当たることで高い親水性を発揮し、汚れを洗い流しきれいな外観を保つ性質があります。それでもこれだけ軒が短いと、雨降り時の窓の開閉には大いに気を使うことになるでしょう。更には日光が当たりやすく、外壁の劣化を早める可能性も指摘されています。

 

軒は日本家屋の大きな知恵問と言ってもいいものです。軒の出幅が多ければ、雨や日光が外壁に当たりにくくなり、外壁壁や窓ガラスは汚れにくくなります。また、太陽光が当たりにくいので外壁材の表面温度が上昇しにくく、室内を涼しく保てます。更には日光による外壁の劣化を軽減させるメリットもあります。

 

■積水ハウス 「イズ ロイエ」 軒が深くなっています。
積水ハウスの軒 

 

■セキスイハイム 「パルフェ」 軒がありません。
ハイム軒の長さ 

 

 

地震に強い「ユニット・ラーメン構造」のハイムの弱点は『軒』?

ハイムの軒

セキスイハイムの鉄骨住宅は「ユニット構造」です。それぞれの部屋を工場で1つの「箱」として製造し、現場に運搬して組み上げます。対して積水ハウス、ダイワハウス、ヘーベルハウス、トヨタホーム、パナホームは「鉄骨軸組構造」という現場で鉄骨から組み上げる工法を採用しています。後者の「鉄骨軸組構造」は軒を十分に出すことが可能です。実際に積水ハウスやパナホームの営業マンは、セキスイハイムのこの出幅が短い軒を、ウィークポイントとして営業トークで使います。ちなみに積水ハウスの鉄骨住宅「イズ」シリーズ・「ビー」シリーズの軒は1m近く出すことが可能です。また、最近は積水ハウス、ダイワハウス、パナホームなどの鉄骨住宅メーカーが、こぞって高額な高級住宅を発表しています。それらは皆、軒がとても深かく、その軒の深さをセールスポイントにしています。

 

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「磁器タイル外壁」は果たして、再塗装不要なのか?

確かに軒が短い・浅いので、雨水が外壁に当りやすいのは事実です。しかし、それよりも心配なのが直射日光です。軒が短ければもちろん日光も当たりやすくなります。そうなれば、室内が明るくなる!! もちろんそうですが、問題なのは外壁材へのダメージです。外壁材の劣化の大きな要因は、直射日光と雨水だと言われています。軒が短ければ、この2つが外壁に当たりやすく、劣化を早めます。雨水が外壁に当たり水分を含み、時間をおいて乾く。これを繰り返し、更には猛烈な直射日光が外壁に照りつける。悪循環です。セキスイハイムの鉄骨住宅はフリーメンテナンス・再塗装不要の「磁器タイル外壁」を採用しています。タイル自体の性能は申し分無ない、業界でも1、2を争うほどの高寿命外壁材です。しかしこのような環境ではセキスイハイムの言う「再塗装不要」「張替え・塗り替え不要」は実現するのでしょうか?

 

 

平屋根(フラット屋根)の『パルフェ』

パルフェのフラット屋根

 

戸建て住宅のほとんどは傾斜屋根ですが、『パルフェ』はフラットな屋根です。一般的に平屋根の方が傾斜屋根よりもデメリットが多いと言われています。

 

ゴミが溜まりやすい

形状がフラットなので、どうしても木の葉などのゴミが屋根の上に溜まりやすくなります。特に雨水の排水口の掃除には、気を使う必要があります。都市部ではあまり問題ないのですが、住宅の後ろに山を背負っているような立地、高い防風林に囲まれたのうな立地では、『パルフェ』の建築はお勧めしません。

 

断熱効果が下がる

傾斜の付いた屋根がないので、屋根裏空間が全くありません。ですから傾斜屋根の住宅と比較すると、断熱効果がかなり下がります。特に夏場の日光による高温に対しては、屋根裏空間というクッションがないためかなり熱くなります。また、同様の理由で、屋根を叩く雨音も引きやすくなっています。材質としては、ステンレスと強化プラスティックが用意されています。

 

雪が多い地域では・・・・

平らな屋根で雪が積もりやすいので、豪雪地域では建てられない・・・・ことはありません!! きちんと積雪地向けの『パルフェN』というタイプがあります。しかし、かなり高価になります。

 

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最近のハイムは「軒」が深い!! 『パルフェ』にも傾斜屋根!!

ここまで、セキスイハイムの鉄骨住宅の「屋根形状」「」にまつわる問題点を書いてきましたが、最近では「軒」の出幅が長い・深いタイプも出てきています。更には平屋根の『パルフェ』に傾斜屋根を乗せたタイプも登場しています。
傾斜屋根のパルフェ
傾斜屋根が付いた『パルフェ』

 

軒が深いハイム パルフェ
『軒』が深い『スマートパワーステーション』

 

 

プランや屋根の「形」で違ってくる家の外観

間取りや周辺環境に合った 外観スタイルを家の外観には洋風、和風、和洋折衷型などさまざまありますが、まずは本来の機能性を損なわないようにするとともに、間取りや周辺環境との兼ね合いも考えたいものです。例えば、屋根を利用したい場合は自ずとフラットな形状になり、吹き抜けがあれば屋根に採光のために窓の工夫が必要です。また密集地では側面が目立たず、ファサードのデザインが決め手になりますが、駐車スペースや玄関ポーチの配し方にも考慮したいものです。建物の高さや形状、地域によっては垣根 や外壁の仕上げにも法的規制の影響を受けることがあるので、事前に敷地条件 をきちんと把握しておく必要があります。

 

家全体のイメージに 大きく影響する屋根の形状!!

屋根のデザインは家の印象を大きく変えます。形で一般的なのは、屋根を2方向に流す「切妻」や、棟を中心に4方向に流す「寄棟」で、いずれも軒が深いほど重厚な印象になります。屋根は、複雑な形状になるほど建築コストが上がり、大屋根の場合も勾配や施工面積の点から割とコスト高になります。屋根材の質感と色合いもイメージに影響します。ともあれ屋根は耐久性が大事なので、将来のメンテナンス費用も考えて最適のものを選びましょう。

 

屋根のローコスト化のポイント

屋根の形で予算を抑えられるのが、箱型の総2階建てタイプです。2階がほぼ同面積で上下階の壁が揃っているため構造が強固なうえ、シンプルなつくりなので材料も絞り込んでコストを抑えることができます。凹凸のあるほうが外観に表情が出ますが、構造部に補強を要する個所が多くなり、材料費や人件費がアップしてしまいます。とはいえ、家のイメージには好みが大きく反映しますから考え方次第です。考え方によりますが、ローコストにするには間仕切りせずにワンルームにしたほうが有利でしょう。間仕切り壁には、その骨組みと両サイドの仕上げ、ドアなどの建具が必要となり、その分、材料費も人件費もかさみます。なお、水まわりのレイアウトをまとめると、給排水の配符が短くなり、コストを抑えられます。

 

画像はセキスイハイムHPから引用しています。

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