【鉄骨系ハウスメーカー】 比較

耐震性や耐久性で選ぶなら鉄骨系ハウスメーカー

鉄骨住宅の骨組み

ダイワハウスHPより

地震に強い家 鉄骨住宅 

従来の木造住宅よりも、耐震性やより高度な耐久性を求める方に人気があるのが鉄骨系ハウスメーカーです。木造住宅に比べ大きな開口や窓、大空間も実現できます。しかし、建築コストが木造住宅よりもかなり大きくなるのがデメリットです。

 

鉄骨系ハウスメーカー 最新版2021    (商品名・構造)

メーカー名 商品名 工法・構造
積水ハウス

「イズ」シリーズ
「ビー」シリーズ

「ユニバーサルフレーム・システム構法」
(軽量鉄骨軸組構造)

  「ビエナ」(3・4階建て)

「βシステム構法」
(重量鉄骨梁勝ちラーメン構造)
↓↓↓ 2017年11月刷新 ↓↓↓
「フレキシブβシステム構法」

セキスイハイム

「パルフェ」
「ドマー二」
「スマートパワーステーション」
「デシオ」(3階建て)

(ユニット工法 軽量鉄骨ラーメン構造) 

 

ヘーベルハウス

「キュービック」
「新大地」

「ハイパワード制振ALC構造」
 (軽量鉄骨軸組構造)

  「フレックス」シリーズ(2~4階建) (重量鉄骨システムラーメン構造)
ダイワハウス

「ジーヴォΣ」
「ジーヴォE」
「ジーヴォ03」(3階建て)

(軽量鉄骨軸組構造)
  「スカイエ」(4~5階建) (重量鉄骨システムラーメン構造)
ミサワホーム 「ハイブリッド」シリーズ (ユニット工法 軽量鉄骨ラーメン構造) 
パナホーム

「カサート」シリーズ
「エコ・コルディスⅡ」

「HS構法」(軽量鉄骨軸組構造)

 

 

「ビューノ3S」(3階建て)
「ビューノ9」(3~9階建て)

「NS構法」(重量鉄骨ラーメン構造) 
トヨタホーム 「シンセ」シリーズ (ユニット工法 軽量鉄骨ラーメン構造) 
  「エスパシオ」シリーズ 「EST工法」(軽量鉄骨軸組構造)

※鉄骨系ハウスメーカー【外壁材】比較

 

 

耐震性と耐久性で選ぶなら 鉄骨住宅

【鉄骨ラーメン構造】

鉄骨ラーメン構造の家

部材と部材が交わる部分(柱や梁)が溶接施工によって固定され一体化しているのが最大特徴です。鉄骨軸組工法の場合はボルト接合となります。強固な構造から高層ビルや橋にも使用される構造です。 耐震性や耐久性が高く、本来は集合住宅など中高層の建物に採用されるケースが多い。東日本大震災発生以降、住宅により高度な耐震性や耐久性を求めるユーザーには人気が高くなっています。鉄骨軸組構造と比べても、遥かに耐震性が高く、一般住宅の構造としては、コンクリート造に次いで強固な構造だと言われています。しかし間取りや設計の自由度はかなり狭くなります。

 

鉄骨ラーメン構造を採用しているハウスメーカー (2階建て)

 ●セキスイハイム  
 ●トヨタホーム  
 ●ミサワホーム

 

 

 

【鉄骨軸組構造】

鉄骨軸組工法の外観

従来の木造在来工法と基本的にその構造は同じですが、柱・梁の部分を軽量鉄骨に置き換え、筋交いを鉄骨ブレースに置き換えた構造です。梁、柱の接合部分はボルト接合になります。鉄骨ラーメン構造と比べると設計自由度が大幅に高く、希望の間取りが叶うことが魅力です。優れた耐震性と設計自由度の高さを両立させた構造です。

 

鉄骨軸組構造を採用しているハウスメーカー (2階建て)

 ●積水ハウス  
 ●ダイワハウス  
 ●ヘーベルハウス  
 ●パナホーム  
 ●トヨタホーム

 

鉄骨住宅の特性

鉄骨住宅は、木造住宅と比較すると、断熱性能や気密性能が劣るとされています。これは、鉄が熱を伝えやすく、鉄骨自体が温度変化に伴って伸縮するためです。その結果、隙間ができやすく、気密施工が難しいという特性があります。

 

断熱性能の劣化

木造住宅に比べて、鉄骨住宅は断熱性能が劣ります。鉄は熱を伝えやすい素材であり、断熱性能向上のための工夫が必要です。

 

気密性の難しさ

鉄骨住宅では、木造住宅ほど簡単に気密施工が行えないため、気密性能を高めるのが難しいです。

 

鉄骨住宅のメリット

自然災害に強い

鉄骨構造は、自然災害に対する耐性が高いとされています。地震などの災害に強く、構造計算に基づいて設計されています。そのため、安心して住むことができます。

 

広い空間を確保できる

鉄骨住宅は、木造に比べて広い空間を確保することができます。柱や梁が少ないため、部屋が広々としており、自由なレイアウトが可能です。倉庫や工場などでも広いスペースが必要な場合に適しています。

 

デザイン性の自由度が高い

鉄骨構造は、デザインにおいて高い自由度を持っています。柱や梁の配置を自由に決定できるため、個性的な建物を造ることができます。また、構造計算が行われるため、安全性も確保されます。

 

資産価値が長く続く

鉄骨住宅は、長期間にわたって価値を保つことができます。木造住宅やコンクリート建築に比べて、建物の耐久性が高いため、長く住み続けることができます。これにより、資産価値が維持されます。

 

 

鉄骨住宅の選択肢

鉄骨住宅を建てる際には、立地や周囲の状況に注意する必要があります。都心部のコンパクトな敷地や住宅密集地で家を建てる場合、鉄骨住宅は有利な選択肢と言えます。一方で、広い敷地や新しい住宅が立ち並んでいる場合、木造住宅を選ぶことが適切かもしれません。立地に応じて適切な構造を選ぶことが大切です。

 

断熱性能と気密性能の補強

鉄骨住宅の欠点である断熱性能と気密性能を補強するためには、東北北海道仕様にすることが一つの方法です。この仕様にすることで、断熱材の厚さを増やし、気密施工を行うことが可能になります。担当者に希望を伝え、適切な補強を行うことが重要です。

 

 

鉄骨住宅は、短期的にも長期的にも災害から自分たちの家族を守る手段として重要性を持っています。しかし、選択肢を間違えると後悔することになります。立地や状況に応じて、慎重に検討しましょう。そして、断熱性能と気密性能を補強するために、適切な対策を取ることが大切です。住宅の建設において、自分たちの安全と快適さを考えることは非常に重要です。

 

 

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