外壁の種類とメリット・デメリット

家は見た目が一番??  外壁材で家のイメージが決まります!!

【目次】
  1. 新築住宅の【外壁材】の種類とメリット・デメリット
  2. サイディングボード
  3. モルタル外壁
  4. ガルバリウム鋼板
  5. 磁器タイル
  6. プレキャストコンクリート板(PC板)
  7. 窯業系サイディング セラミック系サイディング
  8. ALCコンクリート外壁
  9. 各外壁材の新築時の㎡単価
  10. 窯業系サイディングのデメリット!!
  11. 窯業系サイディングが雨に弱い理由

 

外壁の種類と特徴

新築住宅の【外壁材】の種類とメリット・デメリット

住宅の外壁と一口に言っても様々種類があります。デザインや色の違いはもちろんですが、機能や耐久性、構造などもそれぞれです。最近は「セルフクリーニング機能」という汚れがつきにくく、例え付いても雨が洗い流してくれるうれしい機能が注目を浴びています。外観デザインは家づくりの重要なポイントになります。内装や構造は外からはわかりませんが、外観は一目瞭然です。人は皆その外観デザインから「高級」だとか、「オシャレ」だとか、「お金持ち」だとか、「センスがいい」などと、その住宅のイメージを決めてしまうのです。外観デザインはすなわちその住宅の顔なのです。また、最近は見た目もさる事ながら、メンテナンスの面も非常に重要視されています。「メンテナンスフリー」や「再塗装不要」、「セルフクリーニング」といった言葉をよく耳にします。

 

 

ここでは戸建住宅で主要な外壁7種類をご紹介します。

 

 

 

 

サイディングボード

最も一般的な外壁材です。デザインやカラーも豊富で選択肢の幅が非常に広い外壁材です。窯業系サイディング、金属系サイディング、セラミック系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングなどサイディングにも様々な種類があります。サイディングボード自体の耐久性は約40年くらいと言われていますが、実質的には10年~15年周期での塗装が必要となります。

サイディングボードのメリット・デメリット

メリット デメリット
多種多様なデザインがある

コーキングが傷みやすい
補修がしづらい

 

サイディングボード外壁のトラブル

・目地のコーキングの劣化
・サイディングホードの太陽光による色あせ、変色
・サイディングボードの塗装面から白い粉が噴き出る(チョーキング)
・サイディングボード反り、ひわり、変形
・塗装皮膜劣化から起こる浸水トラブル
 (変形、ひび割れ、腐食、内部爆発)

 

メンテナンス周期

コーキング部分の補修や再塗装は約10年サイクでと言われています。
しかし、品質が差異が大きいので、ケースバイケースとも言えるでしょう。

 

安いサイディングボードには要注意

サイディングボードはたくさんの建材業者が発売していて、種類も豊富なので選ぶ楽しみがあります。しかし、非常に安いものから、驚くほど高価なものまで有り、その品質はピンキリです。特に安いサイディングボードは注意が必要です。安物は塗装の質が非常に悪く、施工後数年で色あせ等のトラブルを起こします。

張替えも要注意 廃盤の可能性も・・・

また、サイディングボードは基本的に重ね貼りをします。傷が入ったり、色あせたりして一枚だけ張り替えたい場合でも、周辺の数枚を剥がさなければなりません。一枚だけ貼りかえるには高度な技術が必要です。さらにサイディングボードは張り替えたい商品が廃盤になっているケースがよくあります。デザインやカラーが豊富で選ぶ際は良いのですが、変わったデザインや奇抜なカラーを選ぶ時には、数年後には廃盤になっていると覚悟しておいたほうが良いでしょう。その場合は異なるデザインのサイディングボードで対処するしかありません。

 

 

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モルタル外壁

モルタルとは水とセメントと砂を混ぜ合わせてたものです。モルタル外壁は、網状の金物などの上からモルタルを塗って、その上から塗装して仕上げる外壁です。サイディングが普及する前までは、日本の木造住宅の多くがこのモルタル外壁でした。新築時の見た目はすごくきれいですが、その後のメンテナンスを怠ると、非常に汚く見えますし、劣化も早いです。表面の塗装が非常に重要で、塗装が剥がれたりひび割れを起こして、水が内部に入ると
モルタルがボロボロになります。

モルタル外壁のメリットデメリット

メリット デメリット

・左官作業で様々なデザインが可能
・アール壁も可能
・漆喰や珪藻土などの天然素材を使える
・補修、修繕が容易
・サイディングのような繋ぎ目がない

・防水機能が乏しい
・工程が複雑でコストが高い
・ひび割れ等の劣化が起こりやすい
・汚れが目立つ
・白華現象が起こる可能性がある
・職人によって施工精度にばらつきがある

 

モルタル外壁のメリット

微細性に優れる

モルタル壁は和風な味わい深い仕上げにすることができ、様々なデザインが可能です。左官仕上げと呼ばれるコテでパターンを作成でき、和風から洋風まで幅広い雰囲気に変えることができます。

デザインの幅が広い

モルタル壁はデザインの自由度が高く、個人の好みに合わせてカスタマイズできます。汚れが目立ちにくいデザインも可能で、外観を楽しむことができます。

目地が少ない

モルタル外壁は目地が少ないため、見た目がすっきりとしています。これにより、建物全体が美しくまとまります。

 

モルタル外壁のデメリット

ひび割れが発生しやすい

モルタル壁は継ぎ目がなく、地震などの揺れに対処しにくいため、ひび割れが発生しやすくなります。ひび割れが建物内部への水の侵入を引き起こす可能性があります。

凹凸のある仕上がりで汚れがたまりやすい

モルタル壁は表面に凹凸があり、汚れがたまりやすい特性があります。特に明るい色の壁では、汚れが目立ちやすくなります。

壁自体の防水性が低い

モルタル壁の表面の塗装が劣化すると、防水性が低下し、様々な劣化現象が発生する可能性があります。塗装の色や質も重要です。

 

モルタル壁で起こるトラブル

モルタルのひび割れ、欠け
腐食して落下する 剥落
太陽光による塗装面の色あせ、変色
カビ、苔の発生

 

メンテナンス時期

一般的には10年で再塗装と言われていますが、汚れが目立つ外壁なので、
もう少し短いサイクルで再塗装したほうが良いでしょう。

ひび割れやチョーキングダムの発生

壁にひび割れやチョーキングダム(塗装表面の白く粉状になる現象)が見られた場合、メンテナンスが必要です。業者に正確な診断を依頼しましょう。

塗装の劣化

塗装の色褪せや劣化が進行している場合、塗装の塗り替えが必要です。定期的な塗り替えは壁を保護し、美観を保つために重要です。

 

 

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム、亜鉛、ケイ素、鉄などの合金から成り立っています。この合金により、サビに非常に強く、耐久性が高い特徴を持っています。(裏側はメッキされてません)近年では、さらに錆びにくくするためにマグネシウムが添加された新しい材料も登場しています。ガルバリウム鋼板のような亜鉛メッキ鋼板は、表面のメッキが傷ついても、鋼板の中に含まれる亜鉛が、鉄より先に溶けて、鉄を錆から防止しようとします。これを犠牲防食作用と言います。また、亜鉛が錆びることによって、亜鉛の被膜が鉄の表面を保護する役割をして、錆から材料自体を守ろうとする働きがあります。このことから、ガルバリウム鋼板は、錆びにくい材料と言われています非常に耐候性、耐久性に優れた外壁材です。

 

ガルバリウム鋼鈑のメリット・デメリット

メリット デメリット

・断熱性が高い
・耐震性が高い
・耐凍害性が高い
・熱反射性が高い
・コストパフォーマンスが良い

・傷がつきやすい
・表面の材質が薄い
・サビが発生しやすい
・酸性雨、塩害被害を受けやすい
・電食を起こす

 

ガルバリウム鋼板のメリット

軽量で耐震性が高い

ガルバリウム鋼板は軽量なため、建物の耐震性を向上させるのに役立ちます。軽い素材は建物への負担を減少させ、地震などの際にも安全性を確保します。

 

汚れにくい

特に縦に貼った場合、シルバー系など明るい色のガルバリウム鋼板は汚れが目立ちにくく、雨によって汚れが流れやすいため、外観が美しく保たれます。

 

耐久性が高い

ガルバリウム鋼板は合金でできているため、塗装が剥げてしまってもサビにくく、長期間にわたり美しい外観を維持します。これにより、塗装や張り替えの頻度を減少させ、メンテナンスコストを削減できます。ガルバリウムは鉄鋼にアルミニウムと亜鉛をめっきしたものであり、錆びにくく耐久性が高いです。長期間にわたって外壁を美しく保ちます。

 

交換の容易さ

木材など他の外壁材と比べて、ガルバリウムは凹みにくく、交換が比較的容易です。修繕が簡単に行えます。

 

保険対応

万が一、衝突などで損傷が生じた場合、保険でカバーできることがあります。安心感を持って住宅を保護できます。

 

ガルバリウム鋼板のデメリット

初期費用が高め

ガルバリウム鋼板の初期費用は、他の外壁材料に比べてやや高くなることがあります。ただし、長期的に見ればメンテナンスコストの節約が期待できます。

 

電波障害の可能性

ガルバリウム鋼板は電波障害を起こしやすいことがあります。携帯電話などの電波が建物内に入りにくくなることがあるため、電波の通信品質に対する懸念があります。

 

へこみやすい

ガルバリウム鋼板は表面に凹みができやすいため、衝撃に対しては注意が必要です。大きなへこみができた場合、修復が難しいこともあります。

 

遮音性の低さ

ガルバリウム外壁は遮音性が低いため、外部からの音が比較的よく聞こえることがあります。特に、金属サイディングなど軽量な材料は音が透過しやすいです。

 

熱伝導率の高さ

ガルバリウムは熱伝導率が高いため、気温の変化に敏感です。暑い日には熱く、寒い日には冷たく感じることがあります。

 

色による影響

ガルバリウムの外壁の色によって、温度に対する影響が異なります。暗い色は熱を吸収しやすく、明るい色は反射するため、温度の上昇に影響します。

 

ガルバリウム鋼鈑で起こるトラブル

・傷による錆び
 ※少しくらいメッキ部分が傷ついても亜鉛が先に錆びて傷を覆います。
 ただし、鉄板部まで傷つくと鉄板も錆びて穴が空くことがあるので要注意!!
・太陽光による色あせ、変色
・異金属同士が触れると電食を起こす可能性がある
・コーキング部分の劣化

 

メンテナス周期

再塗装のメンテナンス時期は一般的に10年~15年周期と言われています。
通常のサイディングの再塗装サイクルが10年と言われていますので、1.5倍長いことになります。
しかし、他でも述べていますがコーキング部分はまた別の問題です。
ガルバニュウム鋼板自体の耐久度は、深い傷等がなければ、
塩害地域で約20年、それ以外の地域では約30年の耐久性と言われています。

 

ガルバリウム外壁のコスト考慮事項

【初期コスト】

ガルバリウム外壁は他の外壁材よりも初期コストが高いことがあります。建物本体価格に反映されるため、予算に合わせて検討が必要です。

【トータルコスト】

ガルバリウム外壁と屋根などの外装材を同時に施工することで、足場代などのコストを節約できます。また、メンテナンス時期を統一することでコスト効率が良くなります。

 

 

ガルバニューム鋼板が人気なのは日本だけ???

ガルバリウム鋼板は元々アメリカで生まれたのです。そのアメリカの住宅の外壁サイディングの市場ではガルバリウム鋼板よりアルミサイディングのほうが圧倒的にシェアが広く、世界中の先進国の中では日本が一番ガルバニュウム鋼板の普及率が高くなています。なぜ日本だけ、アルミよりガルバリウム鋼板のほうが普及しているのかというと、理由のひとつは、建築基準法における、耐火基準という法令が大きな要因です。『鉄』は耐火基準に認可されているので、新築住宅ではガルバリウム鋼板サイディングを外壁に使うケースが多いのです。アルミサイディングでは新築時の建築機基準法の建築許可が下りにくいのです。ですからアルミサイディングは許可申請等行わない(本来は必要)リフォームで使用されるケースが多いのです。

 

地震の揺れに強いガルバニューム鋼板

ガルバニューム鋼板は非常に軽量のため、建物の構造にかかる荷重が少なく、地震の揺れによる振幅を抑えてくれる効果があります。更には、建物の歪みや変形に対してもとても柔軟で、ひび割れや脱落が起こりにくい外壁材です。軽量という利点は施工時の作業効率も良いので、工期の短縮も期待できます。

 

結論

ガルバリウム外壁はメリットとデメリットがありますが、トータルで考えると耐久性や保険対応などのメリットが際立ちます。初期コストが高いと感じるかもしれませんが、長い目で見ればメンテナンスコストを考えるとコスト効率が良くなることもあります。初期費用の高さや電波障害に注意しつつ、そのメリットを活かすことができるかどうかを検討することが重要です。外壁の素材選びは家づくりにおいて重要な決断の一つであるため、慎重に考えるべきです。最終的な選択は、自身のニーズや予算に合わせて行うべきです。

 

 

 

 

磁器タイル

磁器タイルを張り付けた外壁です。外壁材に利用される磁気タイルの原料は、粘土、陶器、ろう石、桂石、長石などです。磁器質タイルは約1300℃の高温で焼き固めることで、分子が緊密に結合するため吸水率が1%未満と低く、雨などの水もほとんど浸透しません。石などの自然素材を高温で焼き固めて作られた磁気タイルは、擦りキズ、掻きキズが極めてつきにくく、抜群の硬度を誇ります。釘等の金属で引っ掻いた程度では、ほとんどキズがつくことはありません。

磁器タイルのメリット・デメリット

メリット デメリット

・傷がつきにくい
・高級感や質感がある
・塗り替えやシーリングの打ち替えなどが無い

 

・職人によって施工精度にばらつきがある
・コストが高い
・他の外壁材に比べて重い

磁気タイル外壁のハウスメーカー
・パナホーム
・セキスイハイム

 

磁器タイルでよく起トラブル

・外力による割れ、欠け
・接着剤や目地部分の劣化
 (基本的に少ない)

 

メンテナンス時期

磁器タイル張りの外壁は美しさと耐久性で知られています。一般的な焼き物のタイルは無機質で、その本体は劣化しにくく、変色や退色がほとんどありません。そのため、タイル自体のメンテナンスはあまり必要ありません。フリーメンテナス、修繕の必要はほぼ無いと言っていいでしょう。メンテナスと言っても目地の補修や一部欠けたり破損したタイルの張り替えのみです。または、定期的に高圧洗浄をかければ綺麗に保てます。その代わりほかの外壁に比べ、施工費、初期コストが高価になります。磁器タイルは親水性があるタイルが多いので、太陽光等によって色あせや、変色しないため塗装等する必要が全くありません。ほぼフリーメンテナンスと言えるでしょう。しかし、建物の外壁にはいくつかのポイントがあり、メンテナンスが必要になる場合があります。

 

シーリング材の劣化

タイルの目地や窓回りに使われるシーリング材は10年程度で劣化することがあります。劣化したシーリング材は雨水の浸透を許し、修理が必要です。

 

タイルの浮きやずれ

建物は季節や気温の変化に伴って微細な動きがあり、タイルが浮いたりずれたりすることがあります。浮いた部分は修復が必要です。

 

塗料の劣化

一部のタイル外壁は防水効果を高めるためにクリア塗装されていますが、これも時間とともに劣化します。雨漏りの問題がある場合は、防水型クリア塗装が必要となることがあります。

 

メンテナンスのタイミング

シーリング材の交換

約10年ごとに、劣化したシーリング材を交換することがおすすめです。
タイルの浮きやずれの修復:建物の動きに伴う浮きやずれがあれば、早めに修復することが必要です。

 

クリア塗装

雨漏りの問題がある場合や外壁の美観を保ちたい場合、約10年から15年ごとにクリア塗装を検討します。

 

クリア塗装について

クリア塗装は外壁の美観を向上させ、防水効果を高めることができます。しかし、クリア塗装は最終手段と考えるべきであり、普段から適切なメンテナンスを行うことが重要です。汚れを洗浄し、必要に応じてシーリング材を交換することで、外壁は長持ちし、美しい状態を保つことができます。

 

※パナホームの磁器タイル「キラテック」外壁人気No.1

 

タイルは高耐久だが、問題はやはり「目地」???

磁器タイル自体は、半永久的な耐久性、耐候性があります。しかし問題はそのタイルを貼り付ける接着剤と目地の耐久性でしょう。目地が劣化し、接着材が剥がれ出すとタイルは剥離をおこし、落下します。こうなると他人に危害や損害を与える可能性があり、大きな問題となります。そういう意味では接着剤、目地材の性能や品質の確認も必要です。また、タイル貼りは建築現場での職人による手仕事となります。その職人の技量に品質が大きく左右されます。また、屋外でのタイル張り作業となりますので、天候や気象状況にも気をつけましょう。

 

タイルは重たい 重たい家は地震に弱い???

磁器タイルはほかの外壁材に比べて、非常に重たい素材です。この重たい磁器タイルを外壁に使うためには、家の構造をしっかりとした物にしなければなりません。通常は木造住宅にはタイルは貼りません。軽量鉄骨、重量鉄骨、ALC造、コンクリート造の建物でなければタイル外壁の重量に十分に耐えられないと言っていいでしょう。こうなると家の構造自体に大きなコストがかかります。木造住宅でもタイル張りのような家を見かけます。あれはタイル調のサイディングや外壁材です。また、外壁にタイルを使うと家自体が非常に重たくなります。重たければ重たいほど地震のときにはよく揺れます。ですから鉄骨住宅のハウスメーカーでは耐震構造や制振デバイス等の地震対策がとられています。これらもまたコストアップの要因です。

 

「乾式」と「湿式」

磁器タイルの外壁材には乾式と湿式の2つの種類があります。湿式は従来から用いられるセメント等で貼り付け、目地を練った目地材で埋めていく施工方法です。これは手間も時間もかかり、更には熟練した職人の技量が必要となってきます。また、重量が重たいというデメリットもあります。対して乾式は、強力な接着溶剤や専用の留め金具などを利用して貼り付けます。最近ではこれらの技術が急速に進化して、タイルの浮きや脱落ということがほとんどなくなりました。施工方法も簡単なので、熟練した職人の技も必要ではなくなりました。乾式のタイル貼りの作業を見ていると、パチパチと簡単にはめ込んで行くので、日曜大工や子供の工作のように見えます。それほど簡略化された作業で施工が可能なのです。磁器タイルはその圧倒的な耐久性が魅力ですが、湿式では目地の劣化が問題となります。しかし、乾式ではそれらの問題もクリアされています。個人的には乾式の方が優れえていると感じています。

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プレキャストコンクリート板(PC板)

プレキャストコンクリート(PC板)とは建築現場ではなく、管理された工場で生産されたコンクリート製品のことを言います。先進的な工場で厳格な管理下のもと、安定した環境で製造されるプレキャストコンクリートは高く安定した品質が大きな特徴です。強度と耐久性、防耐火性、断熱性、遮音性に優れています。代表的なものは積水ハウスの「ダインコンクリート」です。見た目が非常に重厚感や高級感があり家が立派に見えます。また、非常に硬い素材なのでデザインの彫りが深く彫れます。彫りが深くなれば、陰影がはっきりとし、デザインが強調されます。非常に表情豊かな外壁となり、これまた高級感につながります。

プレキャストコンクリート(PC板)のメリット・デメリット

メリット デメリット

・強度、耐久性、防耐火性
・断熱性、遮音性
・見た目の高級感
・複雑な彫り(デザイン)が可能

・重たい
・価格が高い

 

【外壁】 積水ハウス「ダインコンクリート」 【解説】

 

プレキャストコンクリート(PC板)で起こるトラブル

・外力による割れ、欠け
・目地コーキング部分の劣化
・塗装皮膜劣化から起こる浸水トラブル
 (変形、ひび割れ、腐食、内部爆発)

 

メンテナス周期

目地コーキングは10年~15年くらいで打ち換え補修が必要。
積水ハウスの「ダインコンクリート」であれば、
高圧洗浄のみで20年~30年間くらい綺麗に保つことが可能です。
20年~30年で再塗装

 

 

 

窯業系サイディング セラミック系サイディング

サイディングボードの一種ですが、特殊製法で製造される高機能・高級サイディングです。窯業系サイディング、セラミック系サイディングは専用窯で高温、高圧、多湿の状態でいっきに焼き固めます。窯業系サイディングの主原料は、セメントなので高い耐熱性と強度が特徴です。もちろん耐久性、耐候性も通常のサイディングボードとは比べ物になりません。ダイワハウスの外壁材「DXウォール」「DSウォール」「DCウォール」がこれにあたります。

※ダイワハウスの外壁材「DXウォール」の解説

 

窯業系サイディングのメリット・デメリット

メリット デメリット

・デザインが豊富
・コストパフォーマンスが優れている
・耐火性能が高い
・工期が短い

・蓄熱性が高い(夏暑い)
・防水性能が乏しい
・目地コーキングのメンテナンスが必要

デメリットとしては吸水性が乏しい、防水性が無いということ。防水性能は全て表面の塗装に頼っています。このため、表面の塗膜が劣化してしまうと、水がサイディングボード内に浸入し、夏の暑さや冬の凍結による膨張等で変形やひび割れなどを起こしてしまいます。

 

窯業系サイディングで起こるトラブル

・外力による割れ、欠け
・目地コーキング部分の劣化
・太陽光によるボード自体の色あせ、変色
・塗装皮膜劣化から起こる浸水トラブル
 (変形、ひび割れ、腐食)

 

メンテナンス周期

目地コーキングは、やはり10~15年くらいで打ち換え、補修が必要。
品質や価格に大きな幅があるので、一口に〇〇年とは言えない。
しかし高品質なものでも、築15年目には再塗装の必要性があるでしょう。

 

デザインの豊富さが最大の特徴 窯業系サイディング

窯業系サイディングは、今や、新築の戸建ての10棟に7棟~8棟の外壁材が窯業系サイディングです。その大きな要因はコストパフォーマンスとバリエーションの多さでしょう。外壁は家の顔です。内装の豪華さや構造の強靭さ、優れた耐震デバイスは外からの見た目には全くわかりません。外から見えるのは外壁と屋根だけです。そういう意味では外壁がその家のイメージを決めてしまうと言っても過言ではありません。ですから人は家を建てるときに外観、外壁にこだわるのです。「綺麗に見せたい」「おしゃれな感じに」「落ち着いた感じが良い」「エッジの聞いたデザインが良い」などなど、人によって理想の外観イメージは異なります。そういった人々の様々なニーズに応えてくれるのが窯業系サイディングの最大の特徴です。

窯業系サイディング最大の欠点・・・・防水機能

窯業系サイディングのデメリットに防水機能の問題があります。もちろん新品の窯業系サイディングにはきちんとした防水性は保てれています。しかしその防水機能は全て塗装膜に頼っています。塗装が劣化し、防水性能がなくなった場合、窯業系サイディングは大きなトラブルの原因になる可能性が大きいのです。なぜならば、窯業系サイディングの素材自体は吸水性能が高いからです。水分を含みやすく保ちやすいのです。建築の外部用素材としては最悪です。塗装の劣化に気づかず、対処が遅れると全面張替え、あるいは浸水した水により内部のトラブルにまで発展しかねません。ですから窯業系サイディングのメンテナンスは塗装皮膜を保つことにあります。

選ぶときは塗装材の質を確認!!

上でも述べていますが、窯業系サイディングはバラエティー豊かな選択肢が魅力のひとつです。価格も安価なものから、ダイワハウスの外壁材「DXウォール」「DSウォール」「DCウォール」のように驚く程高価なものまであります。選ぶときに、気をつけなくてはいけないのは安価な物です。値段が安い窯業系サイディングの塗装の耐久性は非常に低く、いわゆる「建てたときはきれいだけど、すぐに汚くなる」という物です。安い窯業系サイディングはメンテナンス費用が多くかかり、長期的なスパンで考えると、高価な窯業系サイディングの方が費用がかからないということがあります。デザインや価格の安さに目を奪われがちですが、選ぶときは塗装の質もしっかりと把握しておきましょう。

建売住宅の窯業系サイディングは間違いなく【安い】・・・・

このサイトは注文住宅をメインにしているサイトですが、ここで少し建売住宅のお話を・・・建売住宅にもこの窯業系サイディングはよく使用されています。しかし建売住宅の窯業系サイディングはほぼ全て、安価な低品質な物ばかりです。「ほぼ全て」と言うと言い過ぎに聞こえるかもしれませんが、実情はそうなのです。それは建売住宅を建てている住宅会社の収益スキームがそうさせているのです。かんたに言えば、建売住宅は売って終わりなのです。できるだけ安く建てて、高く売る。出来た時の見栄えが全てなのです。一方、注文住宅の工務店やハウスメーカーは建てて後からもメンテナンスや修繕でユーザーとのお付き合いは続くものです。このような背景から建売住宅は安価な窯業系サイディングを使用しているのです。ただし、飯田産業、一建設、アーネストワン、アイディホームといった、いわゆるパワービルダーと呼ばれる広域展開の建売業者の外壁は、高機能の窯業系サイディングが使われています。

 

 

 

 

ALCコンクリート外壁

ALCとは、Autoclaved Light weight aerated Concreteの頭文字で、日本語では「軽量気泡コンクリート」と呼ばれています。 珪石、石灰、セメント、アルミニウム粉末を混ぜ合わせ、 鉄筋を芯材として、まずはコンクリートの板を作ります。これをオートクレーブ窯という、 巨大な圧力窯で、 高温・高圧・高湿の状態で10数時間にわたって焼き固めます。この工程をオートクレーブ養生と言います。ALC中部には鉄筋とともに気泡が入っているので、普通のコンクリートより格段に軽く、断熱性能が優れています。さらに耐火性・耐震性・遮音性等にも優れています。もともとは約40年ほど前に、内装材としてアメリカで開発されたものです。ALCコンクリート外壁を採用しているハウスメーカーはへーベルハウスが有名です。

※ヘーベルハウスはALC外壁

ALCコンクリート外壁のメリット・デメリット

メリット デメリット

・耐久性が高い
・耐火性・防火性が高い
・耐震性が高い
・断熱性が高い
・遮音性が高い

・防水性が無い
・吸水性が高い
・表面強度が低い
・価格が高い

 

ALCのメリット

耐火性

ALCは約800度以上の高温に耐えるため、火災時に建物を守る役割を果たします。

断熱性

ALC内の気泡が熱伝導を阻害し、夏は涼しく冬は暖かい生活環境を提供します。

遮音性

ALCの気泡が音を吸収し、外部の音を遮断し、建物内の音を外に漏らしにくくします。

耐久性

適切なメンテナンスを行えば、ALCは50年以上も耐えられる外壁材です。

 

ALCのデメリット

価格

ALCは他の外壁材に比べて価格が高めですが、耐用年数を考慮するとコストパフォーマンスは高いと言えます。

防水性

ALC自体は吸水性が高いため、外部からの水侵入を防ぐために塗装やシーリングのメンテナンスが必要です。

継ぎ目が多い

 ALCの大きさが限られているため、大きな建物の場合、多くの継ぎ目が生じることがあります。しかし、デザインに工夫を凝らすことで目立たなくできます。

ALC外壁の大きな特徴は2つです。優れた耐火性と軽さです。一番の強みは「燃えにくい」という耐火性です。ALC外壁は国土交通大臣認定の耐火構造部材で、過酷な耐火試験をクリアした優れた耐火性能を有しています。また、耐震性も優れています。その要因は「軽さ」にあります。建物の軽さは耐震性の向上に大きく影響します。ALC外壁は条件にもよりますが、水に浮くほど軽いコンクリートです。特にこの2点が他の外壁材よりも優れているので、住宅以外にも高層ビルや新幹線のホーム等、公共施設や文化財保存施設といった様々な建物でも採用されています。デメリットとしては、ALC外壁自体には全く防水機能が無いため、塗装による防水が不可欠ということです。

 

ALCのおすすめ理由

ALCは耐火性に優れており、火事の際に建物を守る役割があります。また、ALCを取り扱っている住宅会社も増えており、特にヘーベルハウス、ミサワホーム、トヨタホーム、ユニバーサルホームなどがALCを採用しており、ALCを選択することで性能向上の選択肢が広がります。

 

ALCコンクリート外壁で起こるトラブル

・外力による割れ、欠け
・塗装皮膜劣化から起こる浸水トラブル  ※特に注意※
 (変形、ひび割れ、腐食)

メンテナンス周期

目地はやはり10~15年くらいで打ち換え、補修が必要。
ALC自体に防水性がないため塗装による防水効果が重要。
そのため10年周期の再塗装が理想です。
また、高機能の防水効果を持った塗装材を選ぶ必要があります。

 

 

ALC外壁を取り扱っているハウスメーカー

以下はALC外壁を取り扱っている主要なハウスメーカーです。

ヘーベルハウス

ALCを主体として家を建てるハウスメーカーで、ALCのバリエーションも豊富です。

ミサワホーム

ALCをパルクという外壁材として使用し、高い断熱性能を提供しています。

トヨタホーム

ALCをエスパシオというシリーズで採用し、最上級プランで提供しています。

ユニバーサルホーム

ALCを標準仕様で採用し、木造住宅にも導入しており、比較的リーズナブルな価格で提供されています。

 

ALCはその耐火性や断熱性などの特長から、建物の外壁材として非常に優れた選択肢と言えます。建物を建てる際にALCを検討する価値は十分にあります。

 

ALCは水に弱い素材 塗装が重要

ALCは本来、内装用の建材として開発されました。そのため耐水性を持ち合わせる必要性がありませんでした。ですからALC外壁は、その耐水性を表面を覆う塗装材に頼らざるを得ません。外壁として使用する際は、水の浸入を完全に防ぐためには、高機能な防水性の高い塗装材を使用する必要性があります。ですからメンテナンスにおいても、この塗装膜の維持が最大の課題となります。

デザイン性の低いALC外壁

ALCは表面強度が非常に低い建材です。ですからモルタル外壁のような複雑なデザイン、プレキャストコンクリートのような彫りの深いデザインはできません。細やかな、おうとつを伴うデザインはできません。のっぺりとした野暮ったい外観になってしまいます。

 

 

 

各外壁材の新築時の㎡単価

■新築時の㎡単価

サイディングボード 2,000円~
モルタル外壁 4,000円~
ガルバリウム鋼板 4,000円~
磁器タイル 9,000円~
プレキャストコンクリート(PC板) 8,000円~
窯業系サイディング 3,000円~
ALCコンクリート外壁 8,000円~

 

外壁は初期コストよりもメンテナンスコストを重視すべし!!

上の表は各外壁材の初期(新築時)の㎡単価のめやすです。価格に大きな差があります。これはその後のメンテナンスの手間やコストに応じていると言ってもいいでしょう。一番㎡単価が高い「磁器タイル」はほとんどノーメンテナンスで30年、40年ともちますが、一番安い「サイディングボード」は10年周期でのメンテナンスが必要だと言われています。外壁材は初期コストも重要ですが、その後のメンテナスコストも十分に考慮して選びましょう。

 

 

窯業系サイディングのデメリット!!

窯業系サイディングは、今でも日本の一般住宅の85%ほどに使用されています。登場したときは、誰もが素晴らしい材料だと絶賛しました。私自身も「まるで夢のような材料じゃないか」と、非常に感心したことを覚えています。まず、材料費が安い。次に工期が短い。そして、施工に難しい技術が必要ない。まさに理想的な材料だったのです。しかし、時間の経過とともに、窯業系サイディングの問題点が目に見えるようになりました。私の家の外壁は、築5年で雨垢だらけとなり、見るも無残な状態となったのです。

 

 

窯業系サイディングが雨に弱い理由

では、なぜそのような状態になったのでしょうか。窯業系サイディングはスレート(セメントと石綿を混ぜ合わせたもの)でできているため、水を吸う性質があります。雨や夜露といった水分を吸収する性質があるのです。「窯業系サイディングは水分が染みやすいのは分かった。だから表面にペンキを塗り、水分を通さないようにするのでは?」と、思われるかもしれませんが、実はペンキもそれほど役に立ちません。ペンキの粒子は水の粒子よりもはるかに粗いことから水はサイディング内に侵入してしまうのです。

 

それを証明するのが、東北や北陸などの寒冷地での外壁の短命化です。このような寒冷地では、冬の昼間に降った雨がペンキで塗装した窯業系サイディングであっても内部に浸透し、その水分が夜間に凍って膨張するという現象が起きるのです。こうなるとサイディングの内部はスカスカになり、窯業系サイディング自体の寿命が5〜7年という短命になることからも、ペンキでは100%水の浸透を止められないことが分かるのです。

 

また、ペンキはビニール系であることから静電気を帯びやすく、ホコリを引き寄せ、汚れの大きな要因となるのです。しかも、ペンキを外部に使用すれば化学的効果はおおよそ5年ほどであり、すぐに再塗装が必要となるのです。こうしたことからも、湿気大国の日本で、吸水性の高いサイディングに劣化の早いペンキを組み合わせるのは、全くもってナンセンスな行為なのです。

 

コーキングが雨もりの原因?

さらに、窯業系サイディングにはもう一つ重大な欠陥があります。それは、窯業系サイディングのボード同士をつないでいるコーキング(ジョイント材)です。コーキングはゴム製ですから、夏は高温のために伸び、冬は低温のために縮むことから伸縮を繰り返します。そうした原因からゴムが劣化し、つなぎ目に亀裂や隙間ができてしまい、雨漏りの原因となるのです。これもまた、短命化を促進する材料の組み合わせなのです。

 

窯業系サイディングは地震に弱い

窯業系サイディングの問題点は、まだまだあります。私は、プロボランティアとして幾度か東日本、熊本の被災地に足を運びました。その中で、最も多い被害は、実は窯業系サイディングの損傷でした。

 

新しい家でも、長期優良住宅でも、有名ハウスメーカーの高額な家でも、家の種類に限らず数多くのサイディングの落下、ひび割れという現実を目の当たりにしたのです。しかし、こうした本当のことは、なかなか報道されませんでした。やはり、ここでも、何かの権力が動いたのは間違いありません。

 

窯業系サイディングが地震に弱い理由

では、なぜ窯業系サイディングに多くの被害があったのか。その理由を説明しましょう。まず、落下ですが、サイディング自体の重量がかなり重い上にサイディッグのジョイントが、連結されていないことが一番の原因でしょう。しかも、そのジョイント部分は前述したコーキングで埋めてあることから、見た目では分からず、あまり問題視されないのです。また、サイディングのひび割れは、材質が硬いことから地震の揺れを吸収できないことと、水を含むことで劣化し、強度が落ちていることが考えられます。他にも、窯業系サイディングはコンクリート製品ですから、夏の昼間の表面温度は60℃超にもなり、冬は0℃近くになる上に、内部に熱を伝えやすい材質であることから、断熱効果も悪くランニングコストにも悪影響を及ぼします。

 

多くの住宅に使用されているにもかかわらず、こうした多くの欠点がある資材なのです。ちなみに、外壁材で「ベーベル」という材料がありますが、厚みがあるため一見強固に見えますが、サイディングよりも気泡が粗く吸水性が高いことから、サイディングより短命であり、地震にも弱いという欠点があります。

 

 

シーリングレス工法の特徴

シーリングレス工法とは、外壁材同士のジョイント部分にシーリングを使わずに外壁を施工する方法のことを指します。通常の外壁工事では、外壁材同士の隙間をシーリング材で埋めることが一般的ですが、シーリングレス工法ではその必要がありません。この工法の特徴は以下の通りです。

 

外観が美しい

シーリングの劣化による汚れや黒ずみがなく、外壁がスッキリとした美しい仕上がりとなります。

メンテナンス費用が抑えられる

シーリングの交換や補修が必要ないため、メンテナンス費用を削減できます。

 

 

シーリングレス工法のメリット

シーリングレス工法の採用にはいくつかのメリットがあります。

1. 外観の美しさ

シーリングレス工法を採用することで、外壁にシーリングの目立つ継ぎ目がなくなり、美しい外観を保つことができます。特に白い外壁を選んでいる場合、シーリングが黒ずんで目立つことがありますが、シーリングレスの外壁はその心配がありません。

 

2. メンテナンス費用の削減

通常の外壁材は一定期間でシーリングの交換が必要ですが、シーリングレス工法ではシーリングの交換が不要です。そのため、メンテナンス費用を抑えることができます。特に直射日光が強い南面や西面の外壁において、シーリングの劣化が早く進むことがあるため、シーリングレス工法はおすすめです。

 

シーリングレス工法のデメリット

一方でシーリングレス工法にはいくつかのデメリットも存在します。

1. 完全にシーリングを排除できない

シーリングレス工法では、外壁材同士をジョイントする際、一部の箇所でシーリングの使用が避けられません。例えば、外壁材と窓や軒天が接する部分などは、シーリングを使用せざるを得ない場合があります。メーカーはこのような箇所に専用部材を設けてシーリングの目立たない工事を行っていますが、完全にシーリングを排除するわけではありません。

 

2. 修理が難しい

シーリングレスの外壁材は、外壁同士が密着しているため、一部の外壁材の修理が難しいことがあります。通常のサイディング外壁はコーキングによって外壁同士が接合されており、部分的な修理が可能ですが、シーリングレス工法では外壁材の一部を剥がさないと修理ができません。そのため、修理が必要な場合は比較的高い費用がかかる可能性があります。

シーリングレスの外壁材は、美しい外観とメンテナンス費用の削減が魅力的な選択肢と言えます。しかし、完全にシーリングを排除できないことや修理が難しいことに注意が必要です。外壁材の選定は慎重に行うべき決定であり、自身のニーズや環境に合った外壁材を選ぶことが重要です。外壁の美しさと耐久性を両立させるために、専門家との相談も検討してみてください。

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