
家づくりの情報収集はいつから始めればいいのでしょうか。
どんなものから情報を集めていったのでしょうか。たいていの人は、インターネットを使ってホームページを閲覧することから始めるでしょう。グーグルを使っての情報検索です。しかし私なら、ダックダックゴーで検索するでしょう。それはさておき、住宅雑誌、住宅関連書籍、チラシや広告なども重要な情報源ですが、やはり今の時代はネットでしょう。しかもスマホでしょう。
1位「ホームページ」
2位「住宅雑誌」
3位「住宅関連書籍」
というデーターがあります。情報源ナンバーワンのインターネットは、いまやもっともポピュラーな情報収集手段となっています。家に居ながらにしていろんな情報に触れられるので便利ですね。ただし、インターネットの情報は、ある言葉(キーワード)を入力して「検索」しなければ集められないという性質上、住宅特有の用語の知識が必要です。あなたの情報収集力はこの用語力に関係してきます。でも心配はご無用。あなたの用語力は情報収集が進んでいくにつれて、だんだんついていくからです。それに、建てたい家のイメージがはっきりしてくると、自然に学習能力も高まっていきます。スタートの段階では、情報の探し方を訓練しましょう。「木の家」でもいいでしょうし「健康住宅」でもいいのです。あなたが具体的に住みたいと思う家のイメージを「単語」にしていろいろ検索してみましょう。
ホームページを使って情報収集する理由は、なんといっても「便利だから93.4%)」ですが、必ずしも満足する情報を得られるのではないようです。アンケートでは不満派がなんと76%以上も占めていました。
【ホームページでの情報収集に満足しましたか?】という問いに「不満である」60%「とても不満である」40%という結果でした。
なぜ不満と感じる人が多いのでしょうか。
手軽で便利な情報収集手段ですが、このインターネットにある情報というは、気が遠くなるほどたくさん存在するのです。そのために「検索」という技術があるわけですが、キーワード検索を使って自分にとって必要な情報だけに絞り込んでいくことは至難のわざです。たとえば「木の家」というキーワードをグーグルで検索にかけてみると、そのヒット件数はなんと約989万件にものぼります。このすべてに目を通すことは不可能で、実際には、あなたは989万件ものデータのほんの一部を選択して、そのホームページを見に行くわけです。それに企業のホームページは、その会社が自社の宣伝やイメージ戦略の一環としてつくったものですから、自社にとって都合のいい情報、顧客の気を引きつける情報を中心に載せています。都合が悪い情報は隠していることもあるでしょうし、悪質な業者であれば誇大広告やウソもあるかもしれません。つまり、信頼できる情報ばかりではないのです。
家づくりの先輩たちはこういいます。
「知りたい情報までたどり着けない・・・」
「どれを信用していいかわからない・・・」
おそらくあなたも同じような思いをされるのではないかでしょう。でも、住宅雑誌や家づくりの本、チラシや広告など、情報源は他にもあります。こういった情報源も賢く併用しながら、インターネットをより効率よく使えるようにしていきましょう。
家づくりの先輩たちに住宅雑誌の使い方を尋ねたところ、「とにかく情報収集(82%)」「知識の吸収(72%)」という答えが圧倒的でした。氾濫する情報の中で貪欲に家づくりの学習をしていることがうかがえます。家をつくることは誰にとっても一生に一度の大事業です。家づくりの「当事者」になるのは初めての経験でしょうから、何から始めればいいのかわからないのは当たり前です。情報集めの初期段階ではなおさらです。どんな家を建てるのか、イメージや考えをまとめるためにも、いろいろな住宅雑誌をながめて夢を形にする準備をしておきましょう。もちろん住宅雑誌も、住宅会社や住宅設備会社からの広告費でつくられるわけですから、それらの情報を全部殄脊みにするわけにはいきません。それでも、あなたがっくりたい家のイメージ、暮らし方のイメージに合った写真や記事が見つけられれば、あなたの家づくりは10歩も20歩も前進することになるのです。
家づくりにあたって住宅関係の書籍を読んだ人はアンケートでは67%いましたが、そのうちの6割は「どんな家づくりがいいかを学ぶため」に読んでいます。しかも5冊以上読んでいる人が60%近くを占めています。やはり雑誌とは違って、書籍というのはその道の専門家である著者の考え方や視点によって書かれているものが多いので、これから家づくりをするあなたにとって客観的な判断材料になるでしょう。当初抱いていた「なんとなく住みたい家」のイメージを、「こんな家をつくりたい」という確信に変える情報源として利用してください。
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