
セキスイハイムHPより
(日本経済新聞より引用)
積水化学工業の販売子会社、セキスイハイム信越(長野県松本市)は、電力を自給自足できる戸建て住宅を23日から新潟県内で販売する。積雪に強い太陽光パネルを採用するほか、屋根の傾斜をゆるくして積雪2メートルまでは雪下ろし作業が不要だ。県内では2016年で50棟の販売をめざす。
商品名は「スマートパワーステーションN」で、大容量の太陽光発電システムや蓄電池、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を備える。太陽光発電で余った電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で電力会社に売電できるほか、割安な深夜電力を蓄電池にためて昼間に使うことも可能だ。
延べ床面積が約140平方メートルの住宅で、光熱費を年間約38万円節約できるという。温水床暖房システムで1階部分全体を暖めるため、場所や部屋による温度差を少なくできるのも特徴だ。販売価格は3・3平方メートル当たり70・3万円(税別)からだ。積水化学工業は同様の住宅を非積雪地域で販売済みで、全国で3000棟の実績がある。
日本経済新聞より引用
セキスイハイム信越は長野県と新潟県を営業エリアするセキスイハイムの子会社です。2014年度には長野県内において、戸建住宅着工数ナンバーワンを記録しています。今回発表の「スマートパワーステーション」シリーズは雪のあまり降らない非降雪地域で販売済みで、全国で約3,000棟の販売実績があります。セキスイハイムは3つのゼロ【エネルギー収支ゼロ】【光熱費ゼロ】【電力不安ゼロ】を掲げて自家発電の次世代住宅を展開しています。また、セキスイハイムはソーラー住宅の建設棟数で4年連続世界No.1を記録し、ギネス世界記録にも認定されています。
非降雪地域では十分なパフォーマンスを発揮している「スマートパワーステーション」ですが、新潟県や長野県のような豪雪地域でも【光熱費ゼロ】【エネルギー収支ゼロ】を達成できるのでしょうか。新潟県、長野県の山間部では、東京や大阪と違い、寒さも降雪も本格的です。また、冬場の日照時間も限られてきます。もちろん冬場の暖房費は大きな金額となるでしょう。
今回のセキスイハイムの「スマートパワーステーションN」は太陽光発電システムや蓄電池、HEMSといった最新のエネルギー設備を装備し、余った電力は電力会社に売電できるほか、割安な深夜電力を蓄電池に貯めておいて昼間に使えるので、かなり効率的な仕様となっています。もちろん温暖な地域ならこのような仕様で十分に【光熱費ゼロ】【エネルギー収支ゼロ】が実現可能でしょうが、果たして長野県、新潟県ではいかがなものでしょう。また、セキスイハイムの断熱性能・気密性能は、それらをウリにしているほかの大手ハウスメーカーのものとは若干劣ります。これを期に断熱性能、気密性能、遮音性能のレベルアップが期待されます。そうすれば、さらに寒い地域においても、十分に競争力を持って販売展開できることでしょう。
セキスイハイムが掲げる【エネルギーの自給自足】とは、
■「光熱費ゼロ」「エネルギー収支ゼロ」「電力不安ゼロ」を達成する、
エネルギー自給自足の家
■大容量の太陽光発電から生み出した電力を売ってしまうのではなく、蓄えて自ら
利用する、昼も夜も非常時も、自分で作ったエネルギーで生活をする暮らし
と、いうことです。
今回の「スマートパワーステーションN」はリリースによると「延べ床面積が約140平方メートルの住宅で、光熱費を年間約38万円節約できる」とあるが、私が知る限り、西日本地域ではこれ以上の数値を見込めると言っても過言ではないでしょうが、繰り返しになりますが、寒さの厳しい寒冷積雪地域の新潟県、長野県では、冬場のエネルギー効率のロスが響き、リリースで謳っているような数値にはならないのではないでしょうか。セキスイハイム自慢の太陽光発電は日照時間や、積雪の影響を真面に受けるでしょうし、蓄電池に関しても寒冷状態では、その蓄電能力の低下が懸念されています。
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2016.3.9 加筆
2018.3.3 加筆
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